2020/01/23
住宅ローン商品「変動」「固定」ってなにが違うの?
今回取り上げるニュースは、住宅ローンの種類やその違い、特徴などを取り上げて行きたいと思います。
【目次】
住宅ローン商品には大きく分けますと、
①銀行ローン(都市銀行/地方銀行/信託銀行/ネット銀行)
②公的住宅融資(財形住宅融資/自治体融資)
③フラット35
④社内融資制度
の4つがありますが、多数のお客様は①銀行ローン③フラット35をお使いになると思います。
住宅ローンの金利を大枠に分けますと、
①変動金利
②全期間固定金利型
③固定金利選択型
となります。それぞれの商品にはもちろんメリット・デメリットがありますので、ご自身のライフスタイルに合わせた
商品選択が必要になると思います。
金利の違いやメリット・デメリットって?
①変動金利型・・・一般的には短期プライムレートに連動して、半年に一度。金利が見直されます。但し、返済額について5年間は変わらず、5年毎に見直されます。また、見直された返済額は、前回の125%までしか上がらないようになっています。
【デメリット】・・・「将来、景気変動により金利が上昇するリスクがあること」「金利上昇に伴い返済額が増加すること」
【メリット】・・・「今後、金利が上昇しなければ低金利の恩恵を受け続けられること」「固定金利と比較し低金利の設定がされていること」
【代表的な商品】・・・各銀行が変動金利商品を出していますが、一般的な都市銀行/地方銀行の変動金利は0.6%前後ですが、ネット銀行等では0.4%台の商品が出てきております。
②全期間固定金利型・・・全期間固定金利とは、借入期間中に金利が変動しないプランです。
【デメリット】・・・「市場が低金利の時にその恩恵を受けられないこと」「金利が変動金利と比較し高めに設定されていること」が挙げられます。
【メリット】・・・「金利が固定の為、返済額が一定で返済計画が立てやすいこと」「景気に左右されない固定金利のため安心感がある」
【代表的な商品】・・・「フラット35」フラット35は、派遣社員のお客様や女性単身のお客様等にも貸し出しをする住宅ローン商品です。ご勤続期間の短いお客様、
お借入額が膨らむお客様等にオススメの商品となります。
③固定金利選択型・・・当初3年間、当初5年間等、一定期間は固定期間となり、その期間が過ぎると変動金利になるプランです。
【デメリット】・・・「固定期間終了後に金利が上昇する可能性があること」「金利が上昇した際に当初想定と比較し返済額が増加する可能性があること」
【メリット】・・・「固定期間と変動金利型の両方の恩恵を受けられること」
【代表的な商品】・・・「埼玉りそな銀行10年間固定金利型」
どの商品が自分にあってるの?
どの金利プランを利用するかは、「お客様が今後の返済計画をどのように考えているのか」によります。
【変動金利がオススメのお客様】
「少しでも低金利の恩恵を受けたいと考えている」
「金利の上昇にも耐えられる返済計画がある」
「とにかく当初の返済額を少しでも減らしたいと考えている」
など、変動金利が故の不安要素もありますが、とにかく住まいの購入当初はお金がかかりますので、当初の返済額にこだわりたいお客様にはオススメのプランかと思います。
【全期間固定金利型がオススメのお客様】
「当初の返済計画と実際の返済額を一致させたいと考えている」
「返済額を一定にすることで安心な返済を希望している」
「一定の返済額で貯金をしっかりといていきたい」
全期間固定金利型は、金利優遇は変動と比較すると高くありませんが、何しろ返済額が一定なので安定的な返済計画が立てやすいことが大きなメリットです。住宅の借入れに対する返済額を一定にすることができるので、安定的な貯金ができたりと、金利変動にも左右されない安定的な生活が送れると思います。
特に、フラット35等は幅広いお客様に対応する商品ですので、当社でもお使いのお客様が多くいらっしゃいます。
【固定金利選択型がオススメのお客様】
「変動金利型と固定金利型のどちらの要素もとりいれたい」
「固定金利期間が終了したのちの変動金利タイプにも耐えられる返済計画がある」
固定金利型は、変動と固定の良いとこどりをしたプランと言えます。しかし、変動金利に切り替わった際に、その時の景気に左右される変動金利の返済計画でも耐えられることが必須です。
実際、お客様はどのように決めている?
当社でも、お申込やご契約をいただく前に住宅ローンシュミレーションをお渡ししておりますが、多くのお客様のプラン決めは「だいたいこれが考えに合ってるかな」といったものが多く、10年後、20年後までの計画を精密に立案・精査してから、といったお客様は少ないと思います。
正直、10年後の景気が好景気なのか、不景気になるのかはだれにも分からず、今からそれを予想してといっても限界があります。場合によっては、住宅ローンの借り換えなどを行われるお客様もいらっしゃいますので、その時代や購入時の計画等から、「ご自身に合っていそうなプラン」でまずはお借入れを始めていてはいかがでしょうか。
当社では、様々なプランによる住宅ローンシュミレーションをご提案することにより、お客様により良い条件をお探しいただくお手伝いをいたします。
幸手市・加須市・久喜市・春日部市・さいたま市などで、注文住宅・新築住宅(分譲住宅)をお探しのお客様は、是非ともテクノホームまでお声がけください!