2020/02/08
【T-CUBE】基礎配筋の詳細について
前回の記事も基礎の重要性を記載させていただきましたが、
今回は「かぶり厚」「定着長さ」のチェックポイントをUPします!
基礎のチェックポイントは「かぶり厚」「定着長さ」
基礎は前述の通り、一度コンクリートを流してしまえばそれ以降確認することできません。しかし、地盤(地面)と3tとも言われる建物を支える、重要部である基礎ですので、見落としの無いように正確なチェックを実施する必要があります。
①かぶり厚のチェックの重要性・・・かぶり厚(コンクリート面から鉄筋までの最小距離)を十分に確保しなければ、鋼ででいている基礎配筋に雨水等が浸透し、内部で錆びてしまいます。一度錆びてしまえば、内部を取り換えることは到底不可能なので、配筋を保護するためのかぶり厚を十分に確保する必要があります。
②かぶり厚の規定・・・基礎の立上り(外周の立てに伸びる部分)=40mm以上/底板(基礎内部の地面と接する部分)=60mm以上
③チェックの様子・・・
立上り部分は規定の40mmを上回る6.5mm以上取れていることが確認できました!
底板部分のかぶり厚は規定の60mmを上回る6.5~7.0のかぶり厚が確保されています!
定着長さが取れているか
次に、「定着長さが取れているか」がチェックポイントとなります。
定着長さとは、簡単に言えば配筋同士の重なり合う部分のことです。主にコーナー部分、また主筋の長さが足りない時に用いる継手(つぎて)部分を確認します。
①定着長さチェックの重要性・・・配筋は数トンもの重量を支える訳ですので、配筋の重なりがしっかりしていなければ建物が傾いてしまう危険性があります。
②定着長さの規定・・・基礎配筋の口径が13mm(D13と図面には記載されています)の場合、定着長さは520mm以上必要となります。
③チェックの様子・・・
継手の定着長さが規定の520mmを上回る約650mmありました!
コーナー部分の定着長さは規定の520mmを上回る約550mmの定着長さがありました!
おまけ
このコンクリートですが、スペーサーと呼びます(通称サイコロ。かわいい名前です(笑))。
このサイコロの配置間隔についても910mm間隔で配置する必要があります。
もちろん大丈夫でした!!
2月10日は第三者機関による配筋の検査がありますので、その様子もUPしていきます。
To be continued…