2023/11/05
当社で家づくりをご検討頂いておりますお客様へ。
皆さま、こんばんは。
株式会社テクノホーム/BinOさいたまの金内 俊一郎です。
普段、お打ち合わせ等でお会いさせて頂いておりますお客様にも、
まだお会いできていないお客様にも、まだまだ修行の身ではございますが
今後、弊社を代表より引き継ぐ上で、私なりの「家づくりへの思い」をお伝えさせて頂ければと存じます。
少々固い内容となってしまいますが、お忙しいお客様におかれましては飛ばし飛ばしお読み下されば幸いでございます。
●家づくりの本質は「安全・安心」
私は以前、不動産仲介業者として営業マンをしておりました。
入社二年目の時だったと思いますが、ご実家近くにお引越しするとの事で、ご自宅の売却をご希望のお客様宅へ
査定訪問に伺わせて頂いた際の衝撃を、今でも鮮明に覚えております。
「外れかけの外壁から雨漏れを発見」
その時にお伺いさせて頂いた方のお宅は、俗にいう「狭小地」に建築された「建売住宅」でした。
表層部分にもそこまで目立った劣化は未だ感じられず、十分に中古住宅としての価値が残存している様子でした。
内装もしっかりとお手入れが行き届いており、リフォーム工事でもしたのかな?と思わせる程でした。
査定時には、外周部の劣化状況(例えば外壁材のコーキングの劣化・基礎部分の損傷等)も確認をするのですが、
お客様も住んでから一度も入ったことの無い、建物の裏手側の外壁を確認したときの事です。
何と、窯業系サイディングの釘が飛び出てしまっていて、外壁が浮いてしまっている状況でした。しかも、1枚や2枚ではなく、
(程度の違いはあれど)裏手側の外壁面の3分の1程度が浮いてしまっている状況でした。
お客様も大変驚かれた様子でしたが、私自身が感じた衝撃も今でもよく覚えています。
その後、お家の天井点検口から外壁面を拝見してみると、更に衝撃的な光景が目に飛び込んできました。
「真っ黒くカビが生えた断熱材」「穴の開いた防湿シートから長年に渡ってしみ出した雨漏れのシミ」等です。
あまりの光景に呆気に取られてしまう程でした。
お客様は当然、購入先の大手パワービルダーに対し激しい怒りの感情を抱いていらっしゃる様子でした。
しかし、更なる怒りがお客様の心にもたらされるのに、そう長い時間はかかりませんでした。
「どう考えても欠陥住宅。なのに保証対象外?」
これらは俗に言う「欠陥住宅」に該当し、「瑕疵」に当たることをお伝えし、売却云々以前に、
購入先への責任を追及すべきであることをお伝えさせて頂き、
お客様とともに、当時の売買契約書や保証書等を確認させて頂きました。
通常であれば、このような状況は当時の瑕疵担保責任保険の保証の対象となるはずですので、私も必死になって
資料を漁っていた記憶があります。
しかし、登記事項証明書を拝見すると、お客様のご自宅が「築12年」であることが確認できました。
これではいくら欠陥住宅であろうが、売主にその保証を求めることはできません。それは、建築会社や不動産業者の追う
「瑕疵担保責任期間」は「引渡しから10年」の有期保証であるためです。
その旨をお伝えさせて頂いた際の売主様の悲痛な叫びは、忘れたくても忘れることはできません。
結局、一般のお客様への売却は困難であることとをお伝えさせて頂き、プロである不動産買取業者への買取を依頼することとなりました。
その際にも、欠陥がある事を予め認知した上で購入するわけですから、相場から著しく乖離する価格でのご売却となりました。
この時の衝撃が、今の私の仕事にとても大きな意味を持たせてくれます。
それは、家づくりの本質は「楽しい家づくり」「オシャレな見た目」「性能や気密性」でもなく、「安心・安全」なものであるべきという事です。
いくら楽しい家づくりであろうが、いくらオシャレな見た目であろうが、いくら性能値が高かろうが、
結局、しっかりと施工されていなければただの「負債」でしかありません。
マイホームは、そこで住まわれる方の生命を守るべきものであり、また長きに渡ってその営みを見守るべき存在であります。
ですから、私たちはその本質を追求すべく、インスタグラムのストーリーへできる限り施工中の現場をオープンにしたり、
可能な限り現場へ何度も足を運んだり、身の丈以上の受注を頂かないようにしております。
私たちが見守れる範囲、数の受注棟数でなければ、必ず「歪み」が生じてしまいます。
利益追求に目がくらみ、受け皿以上の受注を取る事を掲げることは、お客様へ幸福をもたらしません。それは、企業の自己中心的な考えです。
私たちは、とにかく「ご依頼をくださったお客様のマイホームを不備無く完成させること」を第一に考え、
現場での事故を絶対に引き起こさないこと、周辺住民の意思を無視した家づくりを行わない事、
お客様へ安心感をお届けし続けることを掲げて活動をして参ります。
ご建築中のお客様、お引渡し済のお客様、その他のお客様も問わず、何かご不満やお困りごと、ご相談事があればどうぞ会社で私でも結構ですのでご連絡下さい。
きっと、私たちがお役に立ってみせます。
それでは、最後までお読みくださった皆様、ありがとうございました。
【自己紹介】
●株式会社テクノホーム/BinOさいたま 取締役 金内 俊一郎
・趣味:旅行、犬とお出かけ、読書
・出身:埼玉県幸手市出身
・経歴:埼玉県幸手市にて生を受ける。幼少期は見た目によらず、母から離れられず引っ込み思案な性格(長男)。進学校である越ヶ谷高校に入学も挫折。その後、都内の大学にて法律を学ぶ。
大学卒業後は、業界最大手の不動産仲介業者に新卒入社。周囲のサポートにより新人賞受賞。その後、入社2年目にして取扱高12億円を超える。
同期全国No.1の営業成績を上げ、当時最短での役職拝命もスキルアップを目指し退職。
その後は、大手HMや建売住宅販売会社での勤務を経て、株式会社テクノホーム/BinOさいたまにて取締役を拝命。ハウスアドバイザー、不動産取扱責任者、現場責任者として日々奔走している。
「全ての生き物の尊い命を大切に」「実直、誠実」を人生訓にしている。将来は、ペットファーストのドッグラン・ドッグカフェの経営を企んでいる模様。
テクノホーム/BinOさいたまは、埼玉県加須市・幸手市・久喜市・さいたま市・越谷市で新築住宅・リフォーム・リノベーションをご提案する工務店です。また、加須市・越谷市・さいたま市では、こだわりの自社保有分譲地(Hamilton City)をご提供させていただいておりますので、土地探しからのお客様も安心してご相談ください。私たちは、BinOの楽しい家づくりのもと、テクノホームでは他とは違う、ちょっとおしゃれでかっこいい家づくりを安心して建ててほしいという想いで、お客様に寄り添い続けたご提案をしています。工務店とお客様という垣根を越えて、デザインにもグッと、スタッフにほっとしてもらえる家づくりを目指しています。はじめての家づくりでも土地探しからしっかりとサポートいたします。ハウスメーカーにはないアットホームで楽しい家づくりをしたい方は、埼玉県加須市・幸手市・久喜市・さいたま市・越谷市のテクノホーム/BinOさいたまへご相談ください!