2024/07/27
【家づくり体験談】金内が実際にBinOの家を建てみて②
こんにちは!加須市、さいたま市、越谷市、幸手市を中心に無垢の暮らしを楽しむBinOの家づくりや、
自由設計、新築住宅の販売、リフォーム工事をしている、テクノホーム/BinOさいたまの金内 俊一郎です!
さて、前回に引き続き、実際に3年前にBinOのLOAFERを建築した実体験から
【家づくり体験談 第二弾】として、今回は【土地の契約を決断した理由】について、お届けしたいと思います。
前回、『夫婦で「理想ノート」に互いの理想を箇条書きしたことで、
スムーズに自分たちの求める理想像が浮き彫りになってきた』というところまで
お届けさせて頂きました。
まずは、僕たちの土地の「契約」に至るまでの経緯をお届けしたいと思います。
土地選びは「地域決め」から。
夫婦で話し合った結果、土地選びで重視していく上では、
「土地予算1000万円以下」
「土地は60坪~100坪」
このあたりがポイントとして出てきました。そして、このポイントは家づくりをする上でも
重要と考えるポイントでしたので、例えばこれ以上の予算をかけて土地を購入することは考えておらず、
かと言って、小さな土地を選ぶことも考えていませんでした。
【土地選びに予算上限を設けた理由】
土地選びに予算上限を設けた理由は、端的に建物や外構にお金をかけたいと思っていたからです。
建物に関しては、当初から標準よりも増坪したいと考えていましたし、
外構も目隠しフェンスで建物を囲いたいと最初から考えていました。(目隠しフェンスだけでも数百万円はしますので・・・)
【小さな土地を選ぶことが選択肢になかった理由】
これは単純に、平屋ベースのLOAFERを建築しようと考えた時に、自分の理想としては
ある程度、隣地との距離を確保したいと考えていたためです。
あまりにも隣地との距離が近すぎると、自分のイメージしていた理想とはギャップが生まれてしまうので、
最低でも60坪、欲を言えば100坪以上は欲しいと思っていました。
地域を決める上では、はっきり言って最初からその答えは出ていました。
僕も妻も、テクノホームに入社する前は
大手の不動産仲介業者での勤務経験があり、土地の「相場観」を持っていました。
僕らの理想とする土地面積に対し、希望する土地予算の事を考えると、
「加須市」「羽生市」くらいしかないことは最初からわかっていましたので、
その二つの地域で検討をスタートすることとしました。
そもそも土地の相場はどうやって決まっているのか?
そもそも土地の相場とは、どうやって決まっているのかというと国が示す指標の
「地価公示価格」というものがありますが、実際には「取引されている土地の成約価格」によって
決まってきます。
簡単に言うと、その地域で「坪10万円」で土地が売れている情報を知った新たな土地の売主は、
「坪11万円」で物件を売りに出すようになります。
さらにその地域で土地が「坪11万円」で売れた情報を知った売主は、「坪12万円で・・・」といった形で、
需要と供給のバランスで価格は上昇してきます。
しかし、「坪12万円」では土地が売れないことが分かると、その地域の土地相場は「坪11万円」に落ち着きます。
ここで何が言いたいかというと、需要と供給のバランスによって決まっている土地の相場を
大幅に下回るような物件は存在しないか、何か問題があるということです。
簡単に言うと、「坪11万円の地域」なのに「坪5万円」で売り出す人はいないわけで(誰もが高く売りたいと思うので)
もしそのような物件があるなら、何か隠れた問題が潜んでいる可能性が非常に高いということです。
その為、「地域の相場を大幅に下回る物件」を探すのではなく、そもそも「地域全体としての土地相場が
自分の予算に納まっている地域」を探すことにしたわけです。
「羽生市」と「加須市」で検討スタート。
羽生市には僕も以前からよく利用していた「イオンモール羽生店」がありますし、
市街化調整区域(土地面積90坪以上で誰でも建築できる区域)での建築が認められている地域でしたので、
土地価格も抑えられていて、魅力的な地域でした。
一方、加須市はイオンのような大型ショッピングモールは無いですが、
「カインズモール」や「ビバモール」のような中型ショッピングモールが多く点在しています。
どちらも魅力的だったのですが、僕は「人口」にも着目しました。
羽生市の人口が5万人程度であるのに対し、加須市の人口はその倍の11万人程が居住する地域でした。
年齢別人口分布を考慮しないで単純比較することはできませんが、人口が少ないということは
将来的に、公共料金の一人当たりの負担増のリスク等も考えると、多いに越した事は無いなと考えました。
自然災害のリスク面では、どちらも利根川に近いのですが「スーパー堤防」の整備が進む地域ですので、
その点は、他の地域よりもより安全であると判断しました。
その時、ちょうど当社で販売していた11区画分譲地の「Hamilton City加須市北下新井(現在は完売済)」
最終3区画を販売しているタイミングでしたので、自社分譲地の安心感は他との比較はできないと
夫婦での判断をし、加須市の自社分譲地での購入を決断した流れとなりました。
土地購入の「決断理由」。
土地購入の決断理由はやはり「安心感」です。
地域だけを見れば、他にも良い場所はあったかもしれませんが、最終的には「安心感」を買いました。
テクノホームで作る分譲地は「安全な土地で安心して住んでいただきたい」という理念のもと、
「災害につよい、安全な分譲地」であることが担保されていなければ、土地を仕入れたり、分譲地を作ったりすることはありません。
また、その造成工事のレベルも他社よりもこだわりを持って行っています。
そのことを、実際にこの目で見て知っていたため、「安全」は他の何物にも代えられないということで、
加須市の自社分譲地での土地契約を夫婦で決断しました。
70%の納得が、99%の満足に。
よくお客様に物件をご紹介するときには、
「100%条件を満たす物件は無い事」
「70%ほどの納得が99%の満足感になりますよ」
こんなお話をさせていただくのですが、これは本当だなと思います。
購入を決断した時でも、正直100%の条件を満たす物件とは思っていませんでした
・予算は抑えられてよかったが、本当は土地の面積が100坪ほどが良かった
・周囲との距離がもう少し離れていてほしかった
等の思いはありましたが、実際に3年程住んでみてどうかというと、それは99%の満足感でいっぱいな訳です。
住めば都とはよく言いますが、本当にそうだなと思います。
本当に自慢できる立地に、自慢できる家を建てられたと心から思っています。
では、残りの1%は何かというと、土地の大きさへの心残り感です(笑)
それでも、ここに決めて良かったと心から思っています。
結局、自分で決めた土地が一番しっくりくる。
土地だけでなくて、普段の買い物などもそうですが「自分で選んだもの」に
「あ~大失敗だったな・・・」と感じることは、ほぼ無いかと思います。
それは、人の脳は自分が認識している以上にいろいろな感覚を使ったり、自分が気づいていないような
理想だってちゃんと無意識に考えて物事を判断しているためです。
それが「直感的に良いと思った」という、多くの方が土地を買う時に思う意識となって現れるのです。
一方、人から勧められて購入を決めたものに対しては、「あ~買うんじゃなかった」と
後悔したりすることがあると思います。
これは、自分で決めることをしなかったせいで、自分の心の声(本当の理想)を無視してしまった結果、
起こるものです。
僕もいくつか物件は見ていましたが(比較はしませんでしたが)、購入を決めた後に
「やっぱり・・・」なんて思いは一切ありませんでした。
それは、やはり自分で考えて自分なりの答えを出したからだと思っています。
そのように自分自身をしっかりと信頼してあげれば、自分の出した答えに疑心暗鬼になることも
後悔を恐れることもなくなって、楽しみながら土地を選ぶことができると思います!
僕は比較検討する物件は作りませんでしたが、それは自分の選択への「自信」があった為です。
皆さまも物件選びをする際には、自信を持って楽しんで行ってみてくださいね♪