家づくり
2022/06/11
北欧風の家の外観・内装づくりのポイント|ヒュッゲな暮らしを実現する家
北欧風の家は、シンプルと機能性を合わせ持つた美しい外観・インテリアデザインや、自然と共存するイメージのあたたかみのある内装デザインが特徴です。
今回は、日本人にもなじみやすく、取り入れやすい北欧風の家の外観・内装づくりのポイントをご紹介します。家づくりを通して、北欧に住む人たちのようなヒュッゲ(居心地のよい、快適な)な暮らしを実現してみませんか?
Contents
北欧スタイルの家ってどんな家?
北欧風の家は、外観、内装に北欧スタイルを取り入れた家を指します。
北欧(フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなど)諸国は、日本と同様に四季がありますが、1年を通して降水量が少なく、日中でも太陽が登らない「極夜」や、逆に夜中でも太陽が沈まない「白夜」など独特な気候の特徴があります。
北欧のフィンランドでは冬が1年でもっとも長く、北部では約7ヶ月も雪が降る期間が続き、11月から3月までは月の平均気温がマイナスになるなど、外が暗く寒さが厳しい時期が多いのが特徴です。
このような気候の特徴から、北欧諸国の家は
- 高い気密性・断熱性の高性能な家
- 家にいる時間も明るく過ごせる内装
- 長く暮らせる家、木の温もりを感じる家
など、冬の寒さに耐えられる合理的な外観・断熱性能や、温もりや活力を感じられるような内装デザインが発展してきました。
北欧のライフスタイルを表す時によく使われる「ヒュッゲ(HYGGE)」という言葉は、デンマーク・ノルウェー語で「居心地よい空間」や「快適な時間」という意味があります。
日本でも、ナチュラルでシンプル、合理的な機能美がある北欧の住宅デザインの人気が高まっています。
それでは、北欧風の家の具体的な特徴を紹介していきます。
北欧風の家・外観の特徴
・シンプルな形状とデザイン
北欧風の家は、白・ベージュなどアースカラーのサイディングに大きな屋根のデザインが一般的です。凹凸をあまり作らず、高気密・高断熱化しやすいシンプルな形状が好まれます。
また、北欧ではレンガ風の真っ赤な外壁も多く見られます。個性を出したい人におすすめ。
・三角屋根
北欧の家の屋根と言えば、急勾配の三角屋根がトレードマークです。雪から家を守るため、家全体を1つの大屋根で覆うようにつくり、軒を長めに出すことも多いです。
・ツートンカラーの外壁
北欧住宅の外壁は、白やベージュなどのアースカラーが基本ですが、ペールグレーやブルーなどと組み合わせたツートンカラーの外壁もよく見られます。
外壁を張り分ける以外にも、妻飾りやサッシ、玄関ドアなどの色を変えてツートンカラーにするパターンもよく見られます。
・大きな窓
冬の長い北欧では、短い日照時間でも日差しをできるだけたくさん取り入れられるよう、大きめの窓を配置します。
・白、木製のサッシ
北欧では主に、断熱性能が高い木製サッシ、木製+アルミのサッシが使われます。白やウッドカラーのサッシは、外壁とのコントラストが印象的で、北欧風の特徴的な外観の1つの要素になっています。
北欧風の家・内装の特徴
・天然木・自然素材を使った内装
北欧の家の室内は、自然素材が多く使われます。パイン材などの無垢材やレンガと、珪藻土、漆喰の壁などを組み合わせて、ナチュラルでぬくもりやあたたかみを感じる内装を作り出しています。
・明るさ、楽しさを感じるアクセントカラー
北欧の家のインテリアデザインは、自然素材の明るい木や白などの色に、アクセントカラーとしてアースカラー(グレー、カーキ、くすんだパステルカラーなど優しく、大地や植物、動物を感じさせる色)を組み合わせるのが基本です。
フィンランドの代表的なテキスタイルメーカー、フィンレイソンのアクセントウォールをはじめとする、優しい色の柄やデザインは日本でも人気ですよね。また、マリメッコのようにビビッドなカラーや大胆な柄のファブリックも有名です。外は暗くても室内では明るく過ごせるように、活力を感じさせるファブリックが好まれています。
アクセントカラーは、壁紙や家具はもちろん、室内ドアをアクセントカラーにして内装のポイントにする場合も多いです。
・北欧ならではのデザイン木製家具
北欧インテリアといえば、シンプルだけどおしゃれ、そして実用性にもすぐれた木製家具が欠かせません。
北欧では冬を室内で家族と過ごすことが多いため「快適で居心地が良い、普遍的なデザイン性」「長く愛用できる実用性」という家具のスタイルが出来上がりました。
家の中にいても自然の温かみが感じられる、そして居心地が良く明るい空間を作り上げられるのが北欧家具の最大の特徴です。
特に無垢材を使った家具は、北欧家具の代表的な存在であり人気の家具です。
例えば、身体の曲線にフィットする曲げ木を使ったダイニングチェア、床が見える脚付きのソファ、チェストなどが代表的です。また、脚の付け根から先にかけてだんだん細くなる、四角いシンプルな脚(テーパードレッグ)も北欧家具の特徴です。
・スポット照明を使う
北欧では暗い冬が長く続くため、家時間を快適に過ごすための室内照明も重要です。
北欧の照明は、「大きく明るく照らす」よりも、「控えめで小さな光を重ね合わせる」スタイルが基本です。
お料理や読書、家族との団らんなど、過ごす場所・目的に応じて丁寧に明かりを選んでいきます。
照明器具は、部屋全体を明るくする天井照明よりも、床置きのスタンドライトや壁付けのブラケットライト、小さめのペンダントライトを並べて配置するなど、照らしたい場所に優しく柔らかい明かりを使うのが特徴。ライトのデザインもおしゃれで、バリエーションも豊富です。
・インテリアグリーンを取り入れる
北欧風の家を目指すなら、室内でも自然を感じられるような、観葉植物やフェイクグリーンなどの「インテリアグリーン」を取り入れてみましょう。
植物の生き生きとした姿は活力を感じさせ、グリーンの色味が癒しを与えてくれる、北欧の家になくてはならないアイテムです。
北欧風の家・施工事例
ゆったりと時間を楽しむ薪ストーブのある北欧風平屋
真っ赤な玄関ドアが印象的な平屋のおうち。外壁にも木を使った北欧ナチュラルテイスト溢れる外観です。
LDKには薪ストーブを設置。室内もフローリングや天井に無垢材を使っています。寒い冬も、ストーブを囲んでゆったりとした時間が過ごせます。
脚付きのソファーや繊細なデザインのカフェテーブルも北欧っぽさを意識しています。
キッチンカウンター上のマットは、北欧風の布地でお施主さまが手作り。
洗面所はホワイトとブルーグレーで北欧テイストかつ、清潔感のあるデザインに仕上げました。収納付きのミラーやブラケットライトもおしゃれ。
こちらの家の詳細プランは関連ページからチェックしてみてくださいね。
<関連ページ> LINE UP|平屋|COVACO
北欧のロッジ風インテリアがおしゃれな平屋
ホワイトとブルーの外壁と、グリーンの玄関ドアが印象的な、遊び心ある明るい北欧デザインの平屋です。
天然木をふんだんに使った内装で、山小屋やロッジにいるような気持ちの良い空間。木の香りが家中に広がります。
ダイニングセットなど、家具も内装デザインに合わせて北欧風家具をセレクト。スポット照明づかいも真似したいポイントです。
こちらの家の詳細プランは関連ページからチェックしてみてくださいね。
<関連ページ> LINE UP|平屋|COVACO
北欧ナチュラルでシンプルにくらす家
真っ白な外壁に木目のアクセント、片流れ屋根がポイントの北欧風の家の実例です。
リビング上部は吹き抜けで、2階の窓からもLDKにたくさん光が入る間取り。自然を上手に取り込む北欧の家をお手本にしています。
天然木で作った造作のアイランドキッチン。通り抜けできて家事効率もアップします。北欧ナチュラルな内装にマッチした素敵なキッチンですね♪
吹き抜け上部にはシーリングファンを設置して、家中の空気を循環させています。高気密高断熱仕様で、1年中裸足でも過ごせる快適な家です。
こちらの家の詳細プランは関連ページからチェックしてみてくださいね。
<関連ページ> LINE UP|2階建て|LOAFER
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まとめ
今回は、今注目の北欧風の家づくりのポイントを解説しました。北欧風の家の外観・内装デザインは、シンプルな機能美と自然素材の中に、ちょっとした遊び心や生き生きとしたカラー、自分がときめくアイテムなどを加えていくのがポイントです。
北欧テイストは、北欧風のデザインが好きな方はもちろん、いるだけで気持ちが明るくなるような、快適で居心地の良い家にしたい!という方にもぴったりです。
自由で楽しいアウトドアハウス「BinO」
最後に、おしゃれなデザインと自由なアウトドアライフを送れるマイホームプラン「BinO(ビーノ)」をご紹介します。
「自遊にくらす」コンセプトのBinOは、毎日がワクワクな子ども時代に戻れるようなデザインと間取りアイデアがいっぱい♪
平屋・二階建てはもちろん、幅広いラインナップでさまざまなアウトドアライフにピッタリなマイホームを建てることができます。
テクノホームの願い
■ 子や孫の代まで住み続けられる高品質な家
■ 健康な暮らしを作るきれいな空気の家
■ 家族がストレスを感じない間取り
■ 住宅ローンに圧迫されない価格の家
家を建てたご家族が、テクノホームの家で、いつまでも幸せに暮らしてくださることが、私たちの願いです。
ご家族に寄り添って家づくりを進めます。
そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。