家づくり
2022/10/15
半平屋は住みやすい?間取りの特徴と平屋・二階建てと比較したメリットデメリットを解説
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現在家づくりを検討中の方は、「平屋」か「2階建て」かで迷っている、という方もいるのではないでしょうか。
最近は、
「平屋に住みたいけれど、部屋が足りるか心配」
「2階建てでも平屋のような生活動線の良い家が欲しい」
このような悩みや要望に応えられる、平屋に小規模の2階をプラスする「半平屋」や「ほぼ平屋」と呼ばれる間取りの人気が高まっています。
今回は、半平屋の間取りの特徴・メリットと、半平屋を建てる際に知っておきたいデメリット・注意点をまとめて解説します。テクノホームで建てた半平屋の間取り図・外観・内装実例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
半平屋ってどんな家?
半平屋とは、1階建て(平屋)に、1階の1/2~1/3程度の小規模な2階部分をプラスした家のことです。平屋風2階建て、準平屋、ほぼ平屋などとも呼ばれることもあります。
半平屋は、平屋と2階建ての良さを合わせ持っているため、
- ワンフロアで暮らしやすい平屋が欲しい
- 平屋に住みたいけれど、部屋数が足りるか心配
- 平屋をベースにして家族のプライベートも大切にした家が欲しい
このような希望や悩みを持つ方におすすめです。
ロフト付き平屋と半平屋の違い
半平屋と似た構造の家に、ロフト付きの平屋があります。
平屋のロフトは、天井裏(小屋裏)空間を使って作るスペースのため、基本的には建築基準法上は「階」として算入されません。建築基準法に照らして比較すると、半平屋は2階建てですが、ロフト付き平屋は1階建てということになります。
階に算入されないロフトの条件(主なもの)
- 天井高が1.4m以下
- 面積が下の階の床面積の半分以下
- 用途は収納(居室ではない)
小屋裏空間(ロフト)がある場合の階の取り扱いについては、自治体ごとに細かなルールがあるため事前に確認しましょう。
参考:埼玉県建築基準法取扱集ー建築確認申請時の取扱いについてー
固定階段付きのロフトがあって一見2階建てに見える家でも、上の条件を満たせば「平屋」として扱われます。ただし、2階建てとして扱われる半平屋と比べると以下のような違いがあります。
半平屋とロフト付き平屋の主な違い
- 半平屋は2階建てのため、2階は通常の天井高さだが、ロフト付き平屋のロフトは天井が1.4m以下になる
- 階に算入されない条件を満たしたロフトは延べ床面積に含まれないため、固定資産税が抑えられる
- ロフトは自治体によっては固定階段の設置ができない※(昇り降りがはしごなどに限られる)場合がある
※さいたま市では、ロフト(小屋裏物置)の階段の制限はありません。
参考:さいたま市建築基準法取扱集(令和4年4月)
半平屋の6つのメリット
①平屋よりも広い家を建てやすい
同じ建築面積で平屋と1.5階建ての半平屋を比較すると、半平屋の方が2階部分をプラスできるので、より広い家になります。
また、平屋と半平屋を同じ延べ床面積で建てる場合、平屋の方がより広い土地が必要になります。
半平屋は、効率よく敷地を使って平屋よりもゆとりのある家を建てたい人にぴったりの家です。
②子ども部屋や書斎など必要な個室を確保できる
平屋建ては、お部屋を増やすためにはより多く敷地を使うしかありません。そのため、敷地の面積や条件によっては、欲しい数のお部屋が確保できないこともあります。
平屋から半平屋にすることで、子ども部屋や書斎など、必要なお部屋の一部を2階に配置できるので、窮屈にならないゆとりのある間取りができます。
③1階で家事が完結し家事効率が良くなる
半平屋の間取りは、子ども部屋や寝室を2階に配置することが多いので、キッチンなどの水回りは1階にまとまります。
家事や食事、家族団らんの時間など、暮らしのほとんどが1階で完結するので、2階建てですが平屋のような生活動線、家事動線の良さがあり、家事ラクな家にしたい人にもぴったりです。
④家族のちょうど良い距離感が保てる
ワンフロアの間取りが特徴の平屋は、家族で暮らす場合、プライベートなスペースが少なくなってしまうことがあります。
また、家族同士の物理的な距離も近く、間取り次第では気配を感じやすいことがデメリットになり、どこにいてもなんとなく家族に気を使って気疲れしてしまうかもしれません。
半平屋なら、例えば2階に子ども部屋、1階に夫婦の寝室を配置するなど、家族のライフスタイルに合わせて1階と2階で部屋を分け、それぞれのプライベートに配慮した間取りを実現できます。
⑤平屋のような安定感のあるおしゃれな外観にできる
半平屋は、2階と1階を覆うようにかける片流れ屋根や三角屋根(切妻屋根)にすると、角度によっては平屋に見える外観になります。安定感のある平屋の外観が好きな方におすすめです。
⑥吹き抜けや高窓で開放的な明るい室内空間になる
屋根を大きくすることで、天井裏の空間も大きくなり、ダイナミックな吹き抜け空間も実現しやすくなります。吹き抜けの2階部分に窓を付ければ、採光性もアップし、リビングなどのある1階が明るくなります。
半平屋のデメリット
半平屋を建てる際には、以下の点に注意しましょう。デメリットとメリットを比較して、自分や家族に最も合った間取りや建て方を選ぶことが重要です。
平屋よりもバリアフリー性は低くなる
半平屋は2階建てのため、すべてが1階で完結している平屋よりもバリアフリー性は低くなります。
例えば、2階部分に寝室を配置する間取りの場合、足腰が弱ってくる老後は階段の昇り降りが大変になるかもしれません。
家を建ててから10年、20年、30年経ったら、自分や家族は何歳で、この家には誰が住むことになるのかなど、長い目で見てシミュレーションして、老後の住まいの使い方まで想定した間取り選びがポイントになります。
半平屋は高い?
半平屋は、同じ規模の平屋・総二階建てと比べると建築費用が高くなる場合がありますが、プラン次第で、必ず高くなるわけではありません。半平屋・平屋・総二階で、それぞれ費用に差が出る工事を解説しますので、コスト調整の参考にしてください。
半平屋と平屋の建築費用の違い
平屋は階段が不要なのに対して、半平屋は階段が必要なため、同じ居住スペースを確保するための施工面積は平屋の方が多くなります。また、2階部分の外装工事費もプラスされます。
ただし、基礎の面積や屋根の面積は、同じ延べ床面積なら半平屋の方が平屋よりも少なくなるため、基礎工事費、屋根・板金工事費は平屋の方が高くなり、トータルの建築費は一概に半平屋の方が平屋より高いとは限りません。
半平屋と総二階の建築費用の違い
半平屋と同規模の総二階の家を比較すると、半平屋の方が必要な土地面積が多く、基礎面積、屋根面積の面積が多くなるため、基礎工事費、屋根・板金工事費は半平屋の方が高くなります。
逆に、総二階は2階部分の外壁の面積が半平屋よりも多くなるため、単純に外装工事の施工面積が増えます。ただし、総二階はシンプルな形状で外周に凹凸を少なくすれば、施工コストを抑えやすいメリットがあります。半平屋は、デザイン次第ではコーナーの処理などが増えるため、その場合は外装工事費もアップします。
半平屋の間取り・外観実例
最後に、テクノホームで建てた埼玉県内の半平屋の家の間取り・外観実例をご紹介します。
参考間取り図(33.05坪・3LDK+小屋裏部屋)
延べ床面積33.05坪(建築面積22.04坪)の半平屋の間取り図実例です。1階はLDKと寝室1部屋、水回りを配置し、2階に個室(子ども部屋)2部屋を配置しています。
また、勾配天井を採用し、2階の小屋裏空間と階段脇のフリースペースの2つのボーナス空間をプラスしているため、実質4LDKに近い感覚で、数値以上にゆとりを感じられる間取りになっています。
外観
加須市で建てた半平屋の家「BinO LOAFER L-tune」の建築実例です。片流れ屋根に白い外壁や木目の軒天がナチュラルな印象を与える、シンプルかつおしゃれな外観デザインです。
LDK
広々としたワンフロアのLDKです。リビング上部は吹き抜けになっており、2階からの光も差し込むとても明るい大空間です。
2階のフリースペースとリビングはつながっているので、2階にいる家族とすぐにコミュニケーションが取れます。
浴室・洗面脱衣所
洗面脱衣所・浴室は1階に配置。洗面脱衣所は一般的な間取りよりも約2倍広くして、ランドリースペースを設けました。収納もたっぷりのゆとりのあるサニタリー空間になっています。
さらに、玄関⇔洗面脱衣所⇔ファミリークローゼット⇔LDKと回遊できる動線で、家事効率も抜群の間取りになっています。
2階フリースペース
2階には、2部屋の個室の他に、階段ホールを利用したフリースペースと、小屋裏空間の2つのボーナス空間があります。
小屋裏部屋は、収納として使うのはもちろん、書斎やワークスペース、シアタールーム、ゲストルーム、子ども部屋、秘密基地(隠し部屋)など、使い方はアイデア次第で無限大に広がります。
2階寝室・子ども部屋
2階の個室は約5.5畳と、コンパクトすぎない広さを確保。ベッドや机を置いても余裕のあるお部屋です。
ウッドデッキ・アウトドアリビング
リビングから直接出入りできるウッドデッキスペースです。お庭とリビングをつなぐアウトドアリビングとして使えます。フェンスの配置を工夫して、道路からお庭が見えにくい配慮も行っています。
半平屋の家・LOAFERの魅力をもっと知りたい方は、関連ページからどうぞ♪
まとめ
今回は、平屋のように暮らしやすいフラットな生活空間に、少しスペースをプラスすることでさらに暮らしやすくできる、半平屋の間取りのメリットと、デメリットや注意点を解説しました。
半平屋は、平屋よりも少ない敷地面積で同じ延べ床面積の家が建てられる可能性が高いため、平屋に住みたいけれど、建てる土地では少しスペースが足りないという方にもおすすめです。
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