コラム

延べ床面積約30坪の家は、3～4人家族の子育て世代に人気があります。30坪というと、少し窮屈なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、3LDKや4LDKなど、個室が多めの間取りも十分実現できます。

今回は、延べ床面積30坪程度で、3LDK・4LDKのおしゃれな一戸建ての実例を、間取り図や施工例を使ってご紹介します。限られた面積でもかっこいい家を建てたい方、流行も取り入れたおしゃれな間取りを知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

延べ床面積30坪の家の間取りの考え方

延べ床面積30坪の家は、4人家族で住む3LDK～4LDKの間取りが、ゆとりを持って住める目安になります。具体的な間取り例を、間取り図を使ってご紹介します。

・【2階建て】31.5坪・4LDKの間取り図例

1F ー LDK+寝室

2F ー 個室3部屋+吹き抜け

南玄関を想定した2階建てで31.5坪の延べ床面積・4LDK家の間取り図例です。1階のLDKが約18～20畳と約6～8畳の個室が4つの間取りです。収納も各部屋に確保できています。リビングの上部は吹き抜けになっており、LDKは面積以上に広々と感じられます。

 

・【2階建て】30.1坪・3LDKの間取り図例

 

南玄関を想定した2階建てで30.1坪の延べ床面積・3LDK家の間取り図例です。LDKが約20畳、6～8畳の個室が3部屋が目安です。また、個室の1つに約4畳のウォークインクローゼット、1階にインナーテラスなど、収納や屋外とつながる空間も確保できています。

 

30坪でかっこいい家・間取りプラン例

次に、延べ床面積30坪の家の間取り図と施工事例を、3LDKと4LDKの2パターンに分けてご紹介します。間取りを考える際の参考にしてくださいね。

①3LDKの間取りプラン例

・【2階建て】延べ床面積30.04坪・東玄関（北道路）

 

78.95坪の土地に建てた延べ床面積30.04坪・3LDK・2階建ての家の間取り図例です。

車を2台停めることを想定して、北道路の敷地の特徴や接道を最大限活かした東玄関の間取りにしています。

リビングの上部は吹き抜けでロフトと面しています。2階の家族ともコミュニケーションが取りやすい間取りです。

小屋裏は収納や書斎、シアタールームなど、無限大の活用ができるスペース。平屋に憧れるけど、部屋数が足りるか心配という方にぴったりの平屋+ロフトの間取り例です。

詳しいプラン内容やデザインは関連ページからチェックしてみてくださいね。

 

・【2階建て】延べ床面積31.6坪・北玄関

次にご紹介するのは、31.6坪のコンパクトな延べ床面積に、キッチンパントリーや広々玄関土間、将来的に2部屋に仕切れる広い子ども部屋を確保した北玄関の間取りです。スキップフロアを取り入れることで、ゆとりのある間取りを実現できました。

 

詳しいプラン内容やデザインは関連ページからチェックしてみてくださいね。

 

・【総二階】延べ床面積30.5坪・南玄関

縦長の敷地にも対応できる、約30坪の3LDK・南玄関・総二階の間取りプラン例です。こちらも、スキップフロアを取り入れた5階層の間取りで、ゆとりを持って暮らせる工夫をしています。

2階のダイニングキッチンと2.5階のリビングは、光がたくさん入る明るい空間です。

2階リビングからはインナーバルコニーに出られます。お茶を飲んだり、読書や日向ぼっこをしたり、街なかでも屋外空間でプライベートを楽しめます。

0.5階には大容量のインサイドストッカー（収納）を確保。収納以外にもシアタールームやセカンドリビング、子ども部屋など多用途に使えます。

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②4LDKの間取りプラン例

・【2階建て】延べ床面積29.6坪・南玄関

スキップフロアを取り入れて29.6坪というコンパクトさで、4LDKを実現した横長・南玄関の間取りプラン例です。

リビングはDKから0.5階下がった位置にあり、低めの天井と相まって落ち着ける空間になっています。

お客様用や子育てに便利な和室をダイニングに併設しています。

2階の個室は勾配天井で開放感があります。高い位置の窓から光もたくさん入ります。

詳しいプラン内容やデザインは関連ページからチェックしてみてくださいね。

 

・【総二階】延べ床面積30坪・南玄関

眺望の良い2階にLDKを配置したL字の縦長・4LDKの間取り図例です。2.5階のキッチンからは屋上に出られます。個室を4部屋確保しながら、約4畳の土間収納と約3畳のインサイドストッカーをプラスした、収納たっぷりのプランです。

2.5階のキッチンからは、2階バルコニーと屋上の両方が見えて、まるでリゾートにいるような気分になれます。光をたくさん取り込める大きな窓がポイントです。

2階のバルコニーは周囲の視線を気にせず過ごせるアウトドアリビングに。

0.5階のインサイドストッカーは、アウトドア用品やマンガなど、趣味のグッズもたくさん収納できます。スクリーンを設置すれば、シアタールームにもなります。

詳しいプラン内容やデザインは関連ページからチェックしてみてくださいね。

 

30坪でかっこいい家・間取りアイデア

最後に、30坪でおしゃれでかっこいい間取りを実現できるアイデアをご紹介します。ぜひ、理想の家づくりにお役立てください。

・スキップフロア

30坪という限られた面積でおしゃれで快適な間取りを実現するには、多階層構造のスキップフロアを取り入れるのがおすすめです。

0.5階、1.5階、2.5階を増やすことで、スペースに余裕ができ、個室の数も増やせます。スキップフロアの家は、全体的に壁が少なく、各部屋のつながりが生まれやすいので、家族のコミュニケーションが取りやすいのもメリットです。

 

・ロフト

屋根の勾配を利用した小屋裏空間（ロフト）をつくるのもおすすめです。ロフトは書斎・ワークスペースや収納、子どものプレイスペースなど多用途に使えるスペースになりますよ。

 

・リビング階段

リビング階段は、廊下を減らして直接リビングと玄関ホールをつなぐことで、面積を有効に使える間取りです。リビング階段は、2階に行くためにLDKを経由するため、お子さまが帰宅したときもコミュニケーションしやすい間取りになります。

 

・家事動線を意識した間取り

30坪の家は、30坪と感じさせない余裕のある動線を作ることがおしゃれで快適な間取りの大きなポイントになります。特にキッチンとパントリー、水回り（洗面脱衣室やトイレ、ランドリールーム、物干し場など）を使う際の動きをイメージして、家事効率がよくなるような間取りを意識するとゆとりをもって家事をこなせる家になりますよ。

 

まとめ

今回は、延べ床面積30坪でおしゃれな3LDK・4LDKの間取りのポイントを間取り図を使って解説しました。流行の間取りでもある、スキップフロアやロフト、リビング階段などを取り入れることで、スペースを有効活用して居住空間を増やせます。今回ご紹介した間取りプランは、狭小地など余裕のない敷地でも、ゆとりある家を建てられますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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