ベランピングとは
ベランピングは、「ベランダ」+「グランピング」の造語で、ベランダでおこなうグランピングを指します。
グランピングは、「グラマラス(豪華な、魅惑的な)」+「キャンピング」の造語で、テント設営や火起こし、料理などがあらかじめ準備されていて、気軽に豪華なリゾートスタイルのアウトドアを楽しめるというものです。
また、最近は「ひとりキャンプ」も流行していますし、自宅でもキャンプ気分を楽しむ「おうちキャンプ」の様子をSNSや動画配信サイトなどでよく見るようになりましたよね。
特に今年の春夏は、コロナ禍によるステイホームの要請もあって、遠出はせずに自宅でお出かけ気分、アウトドアを楽しめるおうちキャンプへの関心がとても高まりました。
ベランピングは、一軒家住まいの方はもちろん、マンション住まいの人にもできる手軽さが魅力です。手軽にアウトドアで開放感を感じられるので、自宅に閉じこもりがちで閉塞感を感じている人や、テレワーク疲れの人にも癒しを与えてくれます。
一戸建てでおしゃれなベランピングを実現する間取りのポイント
これから一戸建てを新築する方へ、ベランピングを快適に楽しめる、おすすめの間取りや設備を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
・ベランダに人工芝やウッドデッキ、タイルを敷く
一戸建てのベランダやバルコニーの床はプラスチックやタイル、コンクリートなど色々な種類があります。
ベランピングを楽しむなら、よりアウトドアを感じられる人工芝やウッドデッキを敷くのがおすすめです。
人工芝は足触りが柔らかくクッション性があるのでお子さまやペットがいるおうちにもぴったりで、ベランピング時も転倒やけがを防げます。
人工芝をベランダにDIYで敷くときは、水はけ用ジョイントマットのような、人工芝のベースとなるドレインマット(排水マット)をセットで設置し、雨水がしっかり流れるように注意しましょう。
ウッドデッキ材は、大きく分けて天然木と人工木の2種類があります。
天然木は、自然の木ならではの風合いが魅力です。耐久性が高いイペやウリンなどのハードウッドがおすすめ。
樹脂製の人工木のデッキ材は、風合いは天然木に劣りますが、腐食しにくく施工費も比較的抑えられます。また、メンテナンスもしやすいので屋外に適した材料です。
最近はDIY向けに、パネル状のジョイントデッキも販売されているので、既存のベランダをデッキ風にリフォームするのもいいですね。
新築やリフォームでベランダの床材を施工するときは、室内の床とレベル(高さ)が同じになるようにすると、リビングなど室内側の居室と一体感が出て、ベランダがもう一つの部屋になったようなつながりを感じられますよ。
ベランダの床材は、高級感のあるタイルもリゾート風の演出におすすめ。
・ラティスフェンス(ガーデンフェンス)・ウッドフェンス
ベランダの柵(手すり)や立ち上がり部分を木製や木目調のフェンスで仕上げるとアウトドア感がアップします。
木製・木目調のフェンスは、ラティスフェンスやルーバーフェンスなど、デザインも色々。これから新築するなら、ウッドデッキとウッドフェンスが一体化したウッドバルコニーもおすすめです。
敷地や周辺環境にもよりますが、2階リビングにしてウッドバルコニーとつなげると、屋内と屋外を一体にした開放感のある空間がつくれて、ベランピングがさらに盛り上がること間違いなしです。
ウッドフェンスは、後付けや置き型タイプもあります。今あるベランダやバルコニーにDIYで設置する場合は、強風などで倒れたり破損したりしないように素材や固定方法をしっかり検討しましょう。
・ベランダ・屋上にパーゴラ(屋根)を設置する
ベランダにテラス屋根やパーゴラを設置するのもおしゃれで素敵ですよね。ベランダや屋上が南向き、南東向きの場合は、テラス屋根があると適度に日光を遮れるので快適に過ごせます。雨や風の吹き込みを抑えることもできるので便利です。
パーゴラは、おもに木材を使った柱と屋根の骨組みで作られた、つる性植物などをつたわせる棚のことを指します。日本では藤棚などが有名ですよね。
ベランダにパーゴラを設置して、シェードをつけるとまるでおしゃれなカフェのような空間になります。パーゴラは、植物はもちろんですが、シェードやハンモック、ランタンなどを枠に取り付けられるアレンジ度の高さも魅力です。ハロウィンやクリスマスなど、季節ごとにディスプレイを飾るのも素敵ですね。
ベランダではなく、屋根と壁で囲まれたインナーバルコニーにするのも1つの方法です。雨や風が吹き込みにくく、横から見えにくいのでベランダよりもよりプライベート感がアップします。
・屋上(スカイバルコニー)をつくる
最近は、屋上のある一戸建ての人気が高まっています。広い庭を作るのが難しい場合も、屋上があればいつでも屋外の空気を吸ってリフレッシュできます。また、洗濯物干しなど家事にも便利です。
また、屋上は、住宅街の中では2階ベランダよりも高い位置なので、周囲の家から覗かれるという心配も少なく、リラックスして過ごせます。
屋上でベランピングを楽しむなら、コンセントや蛇口などをあらかじめ設置しておくととても便利です。
・2階にLDKを配置する
2階にリビングやLDKを配置する間取りは、LDKの日当たりが良くなり開放的なリビングが作れるメリットがあります。さらに、2階のLDKとベランダやバルコニーを隣接させることで、LDKとベランダが一体感のあるとても広々とした空間がつくれます。
さらに、キッチンからベランダの動線を良くすることで、キッチンで用意した料理をすぐにベランダまで運べるので、快適なベランピングができる間取りになりますよ。
一軒家のベランピングにおすすめのグッズは?
・屋外用家具
ベランピング初心者なら、とりあえずアウトドアテーブルとチェアをベランダに置くことから始めてみましょう。いつものルーティンを変えて、外の空気を感じながら軽食やコーヒータイムを楽しむだけでも、非日常感があって気分がリフレッシュしますよ。
・タープ、パラソル(日除け)を設置する
シンプルなベランダでも、日除けと雨よけをかねたタープやパラソルを設置するだけでアウトドア感、おしゃれ感がアップします。
せっかく広いベランダがあっても、直射日光がジリジリ照りつける環境では、ベランピングを100%楽しめませんよね。外からの目隠しにもなるので、ベランダでゆったりと過ごしたい時にもぴったりです。
ベランダ用の日除けシェードやオーニングなど、屋外用の日除けアイテムはたくさんありますので、自分の好みや耐久性、設置・片付けのしやすさなどを考慮して選びましょう。
ベランピングを成功させるために気をつけたいポイント
次に、ベランピングで失敗しやすいポイントと対策を紹介します。キャンプ場ではなく自宅で行うからこそ、安全対策や、周辺の家や環境などへの配慮が重要です。
また、寒さ対策をしっかりすれば、冬でもベランピングは可能です。ぜひ参考にしてみてください。
・落下防止対策
小さなお子さまがいるご家庭では特に、ベランダから誤って転落しないようにしっかり対策しておきましょう。
お子さまのベランダ転落事故は、目を離した隙に、踏み台になるようなものがあって手すりを超えてしまう、手すりの隙間を通り抜けてしまうなど様々なケースがあります。
ベランダの手すりやフェンスは小さなお子さまが通り抜けられないような構造を選び、手すりや柵の側に踏み台やプランター台、エアコン室外機などを置かないように注意しましょう。
お子さまが小さいうちは、落下防止用ネットなどを設置しておくと安心です。
・周囲からの目隠し
ベランピングは、周囲の視線が気になる状態では100%楽しめませんよね。
ベランダ・バルコニー用シェードやすだれ、パラソルなどを上手に使ってプライバシーを確保しましょう。
・ニオイ、騒音に注意
キャンプといえばバーベキューという方も多いと思いますが、周囲が家で囲まれた場所では、煙やニオイが迷惑になることがあります。ベランダで調理をしたい場合は、周辺環境に配慮して行いましょう。ベランピングではキッチンで用意したものをベランダへ運んで食べる、という人が多いようです。
話し声やBGMの音量にも気をつけましょう。広々したキャンプ場に比べると窮屈に感じるかもしれませんが、最初にこうしたルールを決めて守ることで、結果的に安心してベランピングを楽しむことにつながります。
・防寒対策
冬のキャンプが好き!という人も多いと思います。私も、晴れた冬の日の夜に眺める星空が大好きです。寒空の下で食べるあったかい料理やお茶・コーヒーなどもまた格別ですよね。
冬場のベランピングでは、防寒着にプラスして、電気ストーブ(セラミックヒーター)や湯たんぽなどを準備すると快適です。
また、屋外ではコンセントがいらないタイプの暖房器具もおすすめです。最近はカセットコンロ用のガスボンベで稼働するハロゲンヒーターや、テーブルにかぶせて使う屋外用のこたつ風ブランケットなどもあるので、ぜひお気に入りを探してみてください。
ベランダの床に、厚手で断熱性の高いラグやマットを敷くのもおすすめ。底冷えを防いでくれるのでぐっと快適になります。腰を下ろしても疲れにくいのも高ポイントです。
ベランダ・スカイバルコニーのある一戸建て間取り実例
テクノホームのご提案するライフスタイル提案住宅「BinO(ビーノ)」から、ベランダ・スカイバルコニー(屋上)のあるおしゃれな間取り・施工事例をご紹介します。
家でもアウトドアを楽しみたい、ベランピングができる家を建てたい方は参考にしてくださいね。
・広いウッドバルコニーのある2階リビングの家
スキップフロアのある家ALLen(アレン)シリーズは、LDKのある1.5階に広いウッドバルコニーがついた、ベランピングにもピッタリの間取りの家です。ウッドバルコニーの下部分も、バルコニーの床が屋根になっているので便利なスペースになっています。
広いウッドデッキを使って、ガーデニングを楽しむのも◎。アウトドアテーブルセットを設置すれば、いつでもグリーンを楽しめる憩いの空間に。
延べ床面積28坪タイプの間取り図です。スキップフロアの1.5階LDKが、そのままウッドバルコニーとつながっています。キッチンなど室内からの動線も良いのでキャンプ用品や料理を運ぶのもラクラク。キャンプはもちろん、バイクやサーフィンなどアウトドア好きな人に嬉しいアウトドアストッカー(土間収納)付きです。
アウトドア好きな家族にピッタリのALLen(アレン)は、延べ床面積28坪、32坪、36坪で4LDK~5LDKまで対応しています。詳しいプラン内容やデザインは関連ページからチェックしてみてくださいね。
・ワイドなスカイバルコニーのある家
開放的なスカイバルコニー(屋上)のあるEarth Park(アースパーク)シリーズは、ベランピングや屋上ガーデンなど、様々な暮らしの楽しみ方の可能性が広がる家です。
延べ床面積32坪で、2階にDKを配置したプランの間取り図を紹介します。
スカイバルコニーとDKが近いのでベランピングやホームパーティもしやすい間取りです。この他にも、スキップフロアを活かしてDKが1.5階、LDKを1.5階など、間取りのバリエーションも豊富で、ライフスタイルに合ったプランが選べます。
詳しいプラン内容やデザインは関連ページからチェックしてみてくださいね。
X-CREWS(エックスクルーズ)シリーズは、クルーザーをイメージした都会的な外観と、屋上と2階バルコニーの2つの外部空間のある贅沢な間取りが特徴の家です。スキップフロアによる5階層の構造で、限られた敷地でも最大限に居住スペースを取れるのも魅力です。
延べ床面積25坪の基本プランの間取り図を紹介します。コンパクトサイズながら2つの個室や屋上も確保した効率的な間取りが魅力です。
2.5階のキッチンからバルコニー側を見ると、スカイバルコニーと2階バルコニーの両方から外の景色が眺められます。
X-CREWSシリーズは、延べ床面積25坪、30坪、33坪のラインナップがあり、2LDK~最大5LDKまで可能です。
詳しいプラン内容やデザインは関連ページからチェックしてみてくださいね。
自由で楽しいアウトドアハウス「BinO」
最後に、おしゃれなデザインと自由なアウトドアライフを送れるマイホームプラン「BinO(ビーノ)」をご紹介します。
「自遊にくらす」コンセプトのBinOは、毎日がワクワクな子ども時代に戻れるようなデザインと間取りアイデアがいっぱい♪
平屋・二階建てはもちろん、幅広いラインナップでさまざまなアウトドアライフにピッタリなマイホームを建てることができます。
テクノホームでは実際の間取りを疑似体験できるVRモデルハウスをご用意していますので、ぜひ活用してみてください。
岩槻のBinOモデルハウスでは実際に見て触れることもできますので、VRモデルハウスの雰囲気が気に入ったらぜひこちらもどうぞ♪
テクノホームの願い
■ 子や孫の代まで住み続けられる高品質な家
■ 健康な暮らしを作るきれいな空気の家
■ 家族がストレスを感じない間取り
■ 住宅ローンに圧迫されない価格の家
家を建てたご家族が、テクノホームの家で、いつまでも幸せに暮らしてくださることが、私たちの願いです。
ご家族に寄り添って家づくりを進めます。
そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。