スキップフロアが生み出す暮らしとは?
スキップフロアの家とは、1階と2階の間に、いくつかの階層を設ける構造の家のことです。設計の仕方では階層を5階層にすることもできます。2階建ての高さで、複数の階層を設けることによって、2階建ての家にはない魅力が生まれます。
家族のコミュニケーションを育む家・自分の時間を持てる家
家は、家族の愛情を育む場所であり、プライベートな場所です。しかし、間取りによっては、家族の自然の触れ合いが生まれにくい家になってしまうこともあります。一方、家族の自然な触れ合いが生むことを優先してしまうと、家族それぞれのプライバシーが守れない家になってしまうこともあります。
2階建てで、居室が、間仕切壁で細かく区切られている家では、家族個人のプライバシーはしっかり守られますが、家族の自然な触れ合いが生まれるチャンスは、減ってしまいます。子供が帰宅して、家族に挨拶せず、自分の部屋に行ってしまう、子供の行動が把握しにくいというような家になってしまう恐れがあります。
一方、平屋で、家の中に間仕切壁を少ない間取りにした場合、家族の自然な触れ合いが増え、子供の見守りがしやすい家、子供の行動を把握しやすい家にはなりますが、家族それぞれのプライバシーが、守りにくい家にもなってしまいます。どちらも理想的な距離感が、確保されていない間取りの家です。
スキップフロアの家は、間仕切壁ではなく、段差で部屋を区切ります。その為、家族の気配を感じやすく、自然なコミュニケーションが生まれます。子育て中には、子供の見守りがしやすい、子供の外出帰宅を把握できるという良さがあります。一方、集中が必要な作業をする、映画鑑賞を楽しむなど、自分一人の時間を持ちたい場合には、スキップフロアによって生まれるプラスαの空間が役立ちます。テレワークをする書斎コーナー、シアタールーム、趣味の作業場などを、限られた床面積の中で、手に入れることができます。
光と風が溢れる家
スキップフロアの家には、間仕切壁で遮られない為、日当たりと風通しが確保しやすいという良さがあります。上の階層の窓からの陽射しが、吹き抜けを通して、下の階層や、家の中心部にまで届き、家全体が明るくなります。また、窓の位置に高低差ができる為、風通しが良くなり、換気の良い室内環境が生まれます。
温度差のない家の中の環境
間仕切壁で区切られていない家の中は、空間が繋がっています。その為、家の中に大きな温度差が生まれません。最小限の数と冷暖房機器と、最小限のエネルギーで、家の中全体を快適な温度にすることができます。細かく居室が区切られている家では、冷暖房をしている部屋と、していない部屋の温度差が大きく、快適さが損なわれます。家の中の温度差は、快適さを損なうだけではなく、小さな子供や、高齢者の健康に悪影響を与えることもあります。十分な断熱性と気密性を備えた家であれば、スキップフロアによって繋がっている家の中の空間を、魔法瓶の中のような状態にできるので、快適な生活ができます。
階段の昇り降りが楽
スキップフロアの家は、2階建ての家に複数の階層があることから、一つ一つの階段の段数が少なく、昇り降りが楽です。子どもの階段の転落事故で、2階から一気に1階まで転がり落ちるというような事故は、命の危険さえ伴うことがあります。スキップフロアの家では、そのようなリスクが抑えられます。また、高齢になった際にも、段数が少ないので、階段がそれほど苦になりません。
スキップフロアの家を建てる際に注意するポイント
スキップフロアの家は、2階建ての家より費用が嵩むという問題の他に、スキップフロアには、平屋や2階建てに比べて、より高い設計力が求められるという問題があります。もし、完璧に計算された設計でなければ、スキップフロアの魅力が、十分に活かされない家になってしまうからです。
具体的には、日当たりや風通しの良さが得られない、生活音が家中に響き渡る、耐震性が低下する、最適な室温を維持する為には、エネルギーを大きく消費するというような家になるリスクがあるということです。
建築費が嵩む
一般的な間取りの2階建ての家に使われる建材に比べて、材料費がかかることに加えて、構造計算を含めて、耐震への備えにかかる費用も嵩みます。その結果、同じ敷地面積に建てる2階建ての家より、建築費が嵩みます。
設計力と施工力の違いが室内環境に影響する
設計のよっては、陽射しが入らないので冬は寒い、昼間でも照明をつけないと日常的な作業ができない、風が通らない、生活音が響き渡るというような家になってしまいます。
広い空間に適した住宅性能の高さが求められる
家の中の空間が繋がっている分、十分な断熱性と気密性が備わっていないと、冷暖房の効率が落ち、夏暑く冬暑い家になってしまいます。
バリアフリーにしにくい
階段が短い分、高齢になっても2階建ての家ほど階段が苦になることはありません。しかし、車椅子を使うようになった際には、行動の範囲が限られてしまいます。子育てが終わり、家を建てたご夫婦が、高齢になった時の人生設計への考え方は、様々です。車椅子が必要になる日が来るとは限らない、今からそれを考える必要はないという考えもあれば、高齢になったら平屋に建て替えをする、またはマンションに買い替えるといった考えもあるでしょう。大切なことは、人生設計の一部である家づくりを計画する上で、ご夫婦の意見が一致していることです。スキップフロアの家は完璧なバリアフリー住宅にはできないということは覚悟しておく必要があります。
スキップフロアの家Binoの魅力
Binoは、スキップフロアに特化した規格住宅です。規格住宅とは、外観や間取り、住宅性能などの基本的なスタイルが用意されている住宅です。その中から、家族構成や、家族の暮らし方、好みに合わせて、アレンジしていきます。基本のスタイルができていることによって、良質で均一な部材を計画的に量産できるため、高品質な住宅でありながら、建築コストを抑えられるという特徴があります。その為、一般的な2階建て住宅とそれほど変わらない建築費で、スキップフロアの家が建てられます。
参考資料 フラット35利用者調査5‐ 所要資金(融資区分別・全国)
さらに、Binoは、スキップフロアの家の数多い施工実績と施工力の高さ、スキップフロアの家を確実に上質な家にする卓越した設計力を備えています。その実力によって、スキップフロアの良さがすべて活かされるスキップフロア住宅が完成します。その他にも、Binoならではの良さが満載です。
BinOは自然の木でつくる規格住宅
BinOは、日常生活で肌に触れることの多い床や柱などに 自然の木を多く使い、強く暖かく心地よい、木の家の魅力を五感で味わえる住まいです。木には、室内環境を調える性質があります。調湿性によって室内の湿度を調整します。梅雨から春にかけては、ジメジメしたり、蒸暑かったりする日が続き、冬は乾燥する日が続きます。
そのような気候の変化に対して、室内の湿度が調整されていると、体感温度と冷暖房で適温に調えられている室温の差が抑えられます。その結果、夏は爽やかに、冬は暖かく過ごせます。また、自然の木には経年劣化しない、年月とともに、紫外線を吸収して、味わい深い風合いと色合いになっていくという良さがあります。
スキップフロアの家に住みたいけれど、不安な面もあって迷っているというご家族は、ぜひモデルハウスにお越しください。スキップフロアの魅力を体感して、スキップフロアでの家づくり計画をスタートさせませんか?
BinOは、ライフスタイルに合わせてシリーズを選べるスキップフロア構造の規格住宅です。ぜひモデルハウスでスキップフロアの家の魅力を体感してください。
テクノホームの願い
■ 子や孫の代まで住み続けられる高品質な家
■ 健康な暮らしを作るきれいな空気の家
■ 家族がストレスを感じない間取り
■ 住宅ローンに圧迫されない価格の家
家を建てたご家族が、テクノホームの家で、いつまでも幸せに暮らしてくださることが、私たちの願いです。
ご家族に寄り添って家づくりを進めます。
そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。