家族に必要な広さの家が建てられない
単純に考えて、箱形の総2階建ての家を建てた場合、平屋の2倍の居住面積が得られます。家づくりは、子育てに備えて始めるご家族が多いと思います。例えば、ご夫婦と2人の子供という平均的な家族構成の場合、リビングダイニングキッチンの他に、最低限メイン寝室と子供部屋が必要です。子供部屋は、一つずつ用意してあげたい、在宅ワークができる書斎が欲しい、収納は十分に取りたい…と考えていくと、必要な面積はどんどん増えていきます。
シンプルに暮らせばよいから狭くても大丈夫、そもそも家にいる時間は、皆リビングで過ごしているという考え方もありますが、家族それぞれが過ごせるスペースは必要です。
家には、家族のコミュニケーションを育むという部分と、家族それぞれのプライバシーを確保するという2つの役割があります。東京ガスが行った子供部屋に対するアンケートでも、普段はリビングで過ごすけれど、子供部屋があって良かったと答えている子供がほとんどです。
参考サイト 【実態調査】子ども部屋はいつから必要? 一人部屋のメリット・デメリットとは【東京ガス都市生活研究所】
また、コロナの影響で在宅ワークをする人が増えている今、リビング以外にワーキングスペースがないという間取りの家では、数々の問題が起きています。在宅ワークをする人にとっては、家族がいるので仕事集中できず、家族にとっては、リビングで仕事をしている人がいると、気を使うというような問題です。もし子供部屋がなく、両親がリビングで在宅ワークをしていれば、居場所がなくなってしまいます。
しかし、一般的な敷地面積で、平屋を建てると、水廻りとLDKしかないという間取りになりかねません。平屋で、4人家族に必要な居住面積の家を建てるとしたら、2階建ての家の倍近い敷地面積が必要です。
日当たりと風通しが悪い家になりかねない
平屋は、敷地の広さに加え、隣家や道路との距離、敷地周辺の環境によって、家の中の環境に大きな影響を受けます。特に大きな影響を受ける問題点は、日当たりです。住宅に必要な基本的な要素は、日当たりと風通しです。晴れた日には明るいという家は、家族の心と身体の健康に必要不可欠です。晴れているのに薄暗いというような家は、上質な家としては問題外です。
都市部の狭小地では、ビルやマンションに囲まれていても、設計の工夫で、日当たりと風通しを確保する家が建っていますが、平屋はありません。どんなに設計力を駆使しても、日当たりと風通しを確保できないからです。
また、平屋は、窓に高低差がないことで、風通しが確保しにくくなることもあります。近年は、高断熱・高気密住宅が増え、窓からの風を重視しない間取りの家も増えてはいます。機械的な換気で、家の中の空気を入れ替えるというような住宅です。個人の好みにもよりますが、窓からの風が入ってこない家は、季節の楽しみが一つ減る家になってしまうのではないでしょうか?外からの風が家の中を吹き抜けていく家は、自然な暮らしを楽しめる家です。平屋は、その気持ち良さが得られない家になってしまう可能性を持っています。
もし、平均的な敷地面積よりも広い敷地に、平屋を建てられるならば、庭を広くとって、隣家や道路からの距離を開ける、中庭を造るなどの方法で、暮らしやすい平屋が実現するでしょう。しかし、そうなれば、土地のかかる費用も、建築費も、かなり高額になってしまいます。予算の制限内で、平屋の持つ問題点を抑えた家を建てるにはどうしたらよいのでしょうか?
ロフトハウスで平屋の問題点を解決
敷地面積や、周辺の環境による制限があっても、ロフトのある平屋なら、その制限によって発生する問題点を解決できます。その理由は、ロフトを造ることによって、日当たりと風通しを確保できるからです。ロフトの窓からの陽射しが、リビングに届き、家の中が明るくなります。加えて、ロフトの窓と、リビングの窓の高低差が、風の通り道を広げ、家中の換気が良くなります。
「でもロフトは使いにくく、日が経つにつれて使わなくなる人が多いらしい」
「ロフトは夏、すごく暑くなるので部屋としては使えない」
「ロフトのある家は冬寒くなると聞いたことがある」
ロフトの使い勝手の悪さ、ロフトによる冷暖房の効率低下というデメリットを、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
使いにくく、日が経つにつれて使わなくなる
この理由は何でしょうか?答えは階段です。移動式の梯子や、折りたたんで収納する階段が使われたロフトは、昇り降りがしにくいので、使わなくなってしまうケースが少なくありません。ロフトを収納として使いたい場合、両手で荷物を抱えていると昇り降りできません。家族の誰かと協力しなくては、荷物の出し入れができない収納スペースは、不便です。
移動式の梯子や、折りたたんで収納する階段は、1階の床面積を圧迫せず、動線を遮ることもないという面からは、優秀です。しかし、使いやすさという面から考えると、及第点は取れません。生活動線を邪魔しない場所にある固定階段で昇り降りするロフトであれば、使いやすく、ロフトの活かし方の可能性は、工夫次第で無限に広がっていきます。
夏はすごく暑く、冬は寒くなり、冷暖房の効率が低下する
このような状況にはいくつかの原因があります。まず、ロフトを造ることによって、空間が縦に拡がります。その結果、空気には、暖まると上昇するという性質があるため、冬は暖房の熱が上空に逃げてしまいます。一方、冷えた空気は足元に溜まります。ロフトがあると、暖房をしても暖まりにくい、足元が冷えるというような状況になってしまうのです。日本の家は、必要な場所だけを暖めるという方法で、冬の寒さをしのいできました。その結果、暖房をしていない廊下や玄関は寒い、暖房をしていても、広い空間があると家の中が暖まらないというような状況の住宅が多いのです。
しかし、別の側面から考えると、ロフトによってつながった家の中の空間を、空気が循環すれば、一台の薪ストーブで家中を暖めることもできます。それを実現させるためには、家の中が繋がっている間取りにすることと、住宅の断熱性能を高めることが求められます。空間が繋がっていて、空気が循環する間取りと、高い断熱性の組み合わせが、ロフトのある家に、一台の薪ストーブで家中が暖まる環境を創り出します。
夏、暑くなってしまう原因も、断熱性能が足りないことですが、加えて、屋根の遮熱性能の高さも必要です。屋根の遮熱性能が十分でなければ、ロフトのある家だけではなく、2階建ての家の2階の部屋も、夏暑くなってしまいます。
LOAFERは平屋にロフトをプラスした、ちょうどいい広さのロフトハウスです。パッシブデザインを採り入れ、自然の恵みを活かして、窓からの明るい陽射しと、家の中を吹き抜けていく風が、心地よい環境を生み出します。もちろん、高い断熱性も、屋根の遮熱性も備えているので、最小限の冷暖房で夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
安全な固定階段なので、ロフトの活用方法は無限に広がり、シアタールームやワークスペース、趣味の作業を楽しむ場所など、様々な使い方ができます。
LOAFERは、ロフトとロフトが創り出す開放的な空間を最大限活かした暮らしやすい家です。家事がしやすいLOAFER L-TUNEについてのコラムもご覧ください。家事を楽しめるロフトハウス LOAFER“L-TUNE”
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テクノホームの願い
■ 子や孫の代まで住み続けられる高品質な家
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ご家族に寄り添って家づくりを進めます。
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