コラム

家づくりをするなら、無垢材をふんだんに使った家、薪ストーブのある家など、自然を感じる癒される家にしたい！と考える人も多いかもしれません。今回は、まるで山小屋やログハウスのような家を建てるための間取りや設備のポイントをご紹介します。

山小屋風の家の外観・内装づくりのポイントを実例とともに分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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山小屋風の家ってどんな家？

はじめに、「山小屋風の家」の特徴について簡単にまとめてみます。

・三角屋根の外観

山小屋風の外観といえば、どっしりとして安定感を感じる三角屋根の家が思い浮かぶ人も多いと思います。

三角屋根（切妻屋根）やマンサード屋根（腰折れ屋根）などの形状の屋根は、水はけがよく、屋根に積もった雪を下に落としやすい形で、昔から雪深い地域でもよく用いられています。

北欧のログハウスのように、優しくて安心感を感じ、どこかかわいらしさもあるのが三角屋根の家の魅力です。

 

・無垢材をふんだんに使った内装

ログハウスや山小屋（ロッジ）には、内装にも無垢材が使われています。フローリングはもちろん、壁や天井、建具まで板張りで、家の中にいても木のぬくもりを感じながら健康に暮らせて、自然素材の香りで癒され心にゆとりが生まれます。

そして、無垢材は住み続けるほど味わいを増していく素材です。そこに住む家族とともに家が成熟していく姿は、家族の絆をより深く感じさせてくれることでしょう。

 

・薪ストーブ

山小屋の家を建てるなら、薪ストーブに憧れる！という人も多いと思います。薪ストーブならではの炎の揺らめきは、眺めているだけでリラックス効果が得られます。

薪ストーブは、本体を中心に家中を温めてくれます。2階のある家でも、吹き抜けによって家全体の空気を対流させて暖かさを届けられます。熱の対流と、赤外線（輻射熱）の相乗効果によって、人が心地よいと感じる室内環境を作り出せます。

薪ストーブは、ストーブの上部や直火を調理に利用できるメリットもあります。スープや煮込み料理は下ごしらえをしたらストーブにかければほったらかしで料理が完成します。お湯を沸かしてコーヒータイムを楽しんでいる人も多いですよ♪

 

山小屋風の家の外観・内装実例

・森の中に佇むような、薪ストーブのある平屋

周辺の自然に溶け込む、木を使った外観と薪ストーブの煙突が印象的な平屋の実例です。玄関からリビングまでにかけて設置したウッドデッキが、昔の縁側のような懐かしさを感じさせますね。

室内は床から天井まで無垢材をふんだんに使用しました。造作の壁面収納など、建具までとことん無垢にこだわっています。薪ストーブのあるリビングは、ずっといたくなる優しさと温かみのあるリラックス空間です。

延べ床面積24坪のコンパクトなスペースに、3つの個室を確保。パントリーなど、収納も各所にたくさんあります。

こちらの詳しいプラン内容やデザインは関連ページからチェックしてみてくださいね。

 

・外装・内装に無垢材を使ったログハウス風ロフトハウス

ファザードの木の外装とウッドデッキが印象的なロフトハウスの実例です。平屋にプラスしてロフトをつけることで、家族の個室も確保しながら、山小屋風のおしゃれな外観を両立しています。

リビングの上部は吹き抜けになっていて、ロフトとつながっています。薪ストーブの暖かさが家中に広がり、どこにいても快適に過ごせます。

リビングを土間仕上げにできるプランもあります。薪ストーブや写真のようなレトロな石油ストーブが似合うおしゃれなリビングに仕上がりますよ。

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・かわいい三角屋根が目印！ナチュラル＆スローに暮らせる家

三角屋根と木を使った外観・ウッドバルコニーが印象的な山小屋風の家の実例です。落ち着きのある色使いで飽きのこないデザインです。

1階と2階の間に1.5階を設けたスキップフロアの構造で、1.5階にLDKを配置しました。全てのフロアがつながっているので、縦につながった大きな一つの空間にいるような開放感が感じられます。

LDKの上のセカンドリビングはキッチンやリビングから見やすく、お子さまが遊んだりお勉強しているところを見守りながら家事ができます。

2階の寝室も無垢フローリングや板張り天井仕上げで、ロッジに泊まっているような、贅沢な空間に仕上げています。

延べ床面積28坪で、個室が2部屋とスキップフロアのセカンドリビング、土間収納まで付いた暮らしやすい間取りになっています。スキップフロアと勾配天井のおかげで、数字以上の広さを感じますよ。

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山小屋風の家の間取りをおしゃれにするコツ

最後に、山小屋風の家を建てたい方へ、間取りや設備選びのポイントをまとめて解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

・吹き抜けや勾配天井にする

吹き抜けや勾配天井を取り入れると、室内全体が1つの空間になったような開放感や広がりが生まれます。実際のログハウスも勾配天井が多く、リビング上部と2階を吹き抜けでつなぎ、薪ストーブで温められた空気を家中に循環させるのに役立っています。

 

・壁や天井にも無垢材を使う

また、勾配天井で天井材にも木を使うことで、より山小屋風の内装に近づきます。無垢材の家に吹き抜けや勾配天井を組み合わせると、よりいっそう室内にいても森の中にいるような感覚を感じられますよ。

 

・土間リビングを取り入れる

薪ストーブを設置する部分は、薪や灰が落ちても安心で、傷がつきにくく熱に強いという利点から土間やタイル仕上げにすることが多いです。

最近は、薪ストーブのある一角だけでなく、リビング全体を土間仕上げにする「土間リビング」の人気が高まっています。ダイニングやキッチンよりも一段階下がった土間仕上げのリビングは、生活を適度にゾーン分けしてくれること、さらに安心感が増してよりリラックスできることなどが人気の理由です。

土間の床は「冬は冷たいのでは？」と思う方もいるかもしれませんが、以前のコラムでも解説したように、土間はストーブによる熱を留めるので、家に十分な断熱性能があれば、長く快適な暖かさを保てます。また、夏は逆に適度なひんやり感があり、裸足で快適に過ごせます。

 

 

・平屋や平屋風2階建てがおすすめ

山小屋風の外観を演出するなら、平屋建てがおすすめです。平屋では居住スペースが足りないという人には、勾配天井で屋根裏を利用したロフトをつくったり、平屋風の2階建てにしたりすれば、スペースを増やせます。また、スキップフロアを間取りに取り入れて、1.5階や0.5階などの改装を増やすことでも、お部屋や収納を増やせます。

 

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まとめ

今回は、自然と一体となったようなゆったりとした暮らしができる山小屋風の家の魅力を実例とともにご紹介しました。

外観は三角屋根や木の外装材を使うことで、あたたかみや安定感を感じる、ログハウスやロッジ風に仕上がります。内装は、自然の中にいるような空間をイメージして、無垢材をフローリング、壁、天井などにふんだんに使うのがポイントです。

今回ご紹介した山小屋風の家以外にも、三角屋根の家、北欧風の外観の家、薪ストーブのある家などの事例を多数掲載しています。ぜひ施工事例集も合わせてチェックしてみてください♪