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平屋のメリットは階段がないことによって生まれる
小屋裏を活用する為のロフトを設ける間取り以外では、平屋には階段がありません。階段がない平屋には数々のメリットがあります。
全てのライフステージで暮らしやすさが続く
平屋は究極のバリアフリー住宅にできます。子育てに備えて家づくりを計画するケースが多くみられますが、妊娠した時点から、平屋の安全性が暮らしに安心感を生みます。
階段事故がない
妊娠中は、適度な運動が必要です。運動量が少ないと、早産のリスクが高まるというデータもあります。その為、家の中はもちろん、外出時にも階段は使っていたという人は多いですが、転落して深刻な事態になることもあります。
お腹が大きくなってくると足元が見えないことに加えて、身体を冷やさないように厚めのソックスを履いている状態では、階段から降りる際に滑って転落してしまうこともあります。
参考サイト 妊娠中の身体活動量が非常に少ないと、早産のリスクが増す
また子育て中には、2階に洗濯物を干しに行く母親の後を追って、まだ階段を昇り降りできない子供が、階段を登ろうとしてずり落ちてしまう、2階で昼寝させていた子供が目を覚まし、1階まで転落してしまうというような事故の恐れがあります。
参考サイト 消費者庁 階段からの転落事故に注意!
高齢者にとっては、ちょっとした階段の踏み外しが大きな怪我に繋がることもあります。国民生活センターの高齢者の家庭内事故の報告の中で、最も多い事故が転落事故、どの場所は階段が一番多かったという結果が出ています。
参考サイト 医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故-高齢者編-
階段のない平屋では、妊娠から子育て、そして高齢になるまで、階段事故の心配なく安心して暮らせます。
将来的に使えなくなるスペースがない
子育て中には家族の人数も多く、2階建ての家で賑やかに暮らしていても、子どもが独立していき、家を建てたご夫婦が高齢になっていくと、階段の昇り降りが負担になっていく時期がやってきます。その結果、現在2階建ての戸建て住宅にお住いの高齢者の中には、2階が物置状態になっているというケースは少なくありません。
このような状態は、無駄なスペースが生まれてしまってもったいないというだけではありません。住宅のコンデイションに悪影響を与えます。家は、風が通り、換気の良い状態にしておかないと、劣化が進んでしまうからです。風通しが悪い上に掃除もしなければ、2階には汚れるだけではなく、カビが生えてしまうかもしれません。
平屋の場合には、このような問題は発生しません。1階にあった子供部屋を、書斎や趣味の作業場として活用できます。家族の人数が多かったころには床面積が足りず、持つことができなかった客間にすれば、お客様を招きやすくなるうえ、子供夫婦が泊りがけで来た時の備えにもなります。
子どもの行動を把握しやすい
平屋には、家族の気配を感じられる間取りが作りやすいという良さもあります。子どもが幼い時には目が行き届きやすく、子供が成長してからは、外出帰宅が把握しやすいからです。
家事負担が少なくなる
階段の移動がないので、掃除や洗濯などに対して、効率よく回遊できる家事動線が作りやすいです。
*子育てを終えたご夫婦にとって、小さな平屋は、暮らしやすい家です。無駄なスペースも階段もありません。広すぎる家を持て余しながら暮らし続けるより、シンプルな暮らしを楽しめる平屋に目を向けてみませんか?
コラム 小さな平屋はいつまでも暮らせる夫婦の家
平屋のデメリットは日当たり風通しの悪さ ロの字型やコの字型で解決すると建築費が嵩む?
平屋は、敷地の広さと敷地周辺の環境によって住宅の快適性に大きな影響があります。快適な住宅の条件には、断熱・気密性、空調の方法による室温、視覚的な満足感を生むが外観や内装のデザインなど様々あります。その中で、日当たりと風通しの良さとプライバシーの確保が難しいことが平屋のデメリットです。
コの字型やロの字型は風通しと日当たりを良くし、防犯性を向上させる
敷地周辺の条件に恵まれていない場合、コの字型やロの字型の住宅にして、中庭のある平屋にするという選択肢があります。中庭を備えることで、日当たりと風通しの良さに加え、窓が中庭に向いていることから、通りや隣家からの視線が入ってくる心配がありません。中庭のある家は、平屋の持つ防犯性の低さというデメリットの解決にも繋がるのですが、問題もあります。ひとつは建築費が嵩むこと、もう一つは広い土地が必要であることです。
住宅の建築費は、同じ床面積の家であっても、形状が複雑になればなるほど、嵩んでいきます。最も建築費を抑えられる平屋は、片流れ屋根で四角形の平屋です。コの字型やロの字型は壁の面が増えるので建築費が嵩んでしまいます。
*BinoとFREEQはどちらも高い住宅性能を備えた規格住宅です。Binoはスキップフロア構造の家、FREEQは平屋ベースの家を基本として、何種類ものシリーズが揃っています。そして、どちらも、高い住宅性能をより活かすために、パッシブデザインが採用されています。明るい陽射しが降りそそぎ、心地よい風が吹き抜けていく家を実現するパッシブデザインとは、どのような設計なのでしょうか?
コラム Bino・FREEQの室内環境を底上げするパッシブデザインとは?
片流れ屋根の平屋と太陽光発電の関係
平屋のメリットには、太陽光発電に関するものもあります。ひとつは太陽光パネルを搭載した場合、2階建てよりも多く太陽光パネルを載せられること、片流れ屋根であれば、さらに搭載量が増えます。もう一つは屋根の高さが2階建てより低いので、メンテナンスがしやすいことです。太陽光発電は、屋根の向き、搭載できる太陽光パネルの量、屋根の傾斜角度によって、得られる電気量が変わってきます。その為、片流れ屋根の平屋には、太陽光発電に対して有利な条件が揃っています。
ただし、この後の章でも触れますが、密集した住宅地で、周辺に3階建ての住宅やマンションがある場合、どんなに有利な屋根を備えていても、太陽光からエネルギーを得られません。しかし、土地の条件が調っていれば、片流れ屋根の平屋は太陽光発電に有利な家です。
理想のマイホーム実現成功のカギを握る平屋の土地選び
平屋には土地の広さが必要です。箱形の2階建ての家に比べると、2分の1だけしか居住面積を得られません。一人暮らしや、ご夫婦だけの暮らしであれば、一般的な2階建て住宅の敷地面積に平屋を建てても、居住面積は得られますが、4人家族には不十分です。
その為、家族全員が居心地よく暮らせる平屋にする為には、2階建ての家を建てる以上の敷地面積が必要です。
従って、平屋を建てる場合には、土地の面積と周辺の環境が暮らしやすい家になるかならないかの分かれ目になります。土地選びには、利便性が大きなウェイトを占めますが、予算の範囲内で平屋に十分な土地を見つけることが、平屋での家づくりの第一歩です。
その為、平屋での家づくりは、土地の情報に詳しい建築会社を探し、一緒に土地探しをする方法が効率的です。快適な平屋を実現できる土地探しは、家族だけではなかなか進行しません。土地の情報にも、平屋建築にも詳しい専門家のアドバイスを受けながら、家づくり計画を進めていくと、平屋に最適な土地が見つかり、暮らしやすい平屋が実現します。平屋のメリットを活かした暮らしやすい家をぜひ実現させてください。
*「暮らしやすさを考えると平屋を建てたい。でも広大な敷地は購入できないから、床面積が足りないのではないかと心配…」そんな風に考えて、平屋をあきらめてしまうご家族は少なくありません。それならロフトハウスという選択肢について考えてみませんか?
コラム フリークホームズのローファーはどんな家?価格はどのくらい?
テクノホームの願い
■ 子や孫の代まで住み続けられる高品質な家
■ 健康な暮らしを作るきれいな空気の家
■ 家族がストレスを感じない間取り
■ 住宅ローンに圧迫されない価格の家
家を建てたご家族が、テクノホームの家で、いつまでも幸せに暮らしてくださることが、私たちの願いです。
ご家族に寄り添って家づくりを進めます。
そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。