家づくり
2022/10/08
快適にテレワークできる新築間取りアイデア|書斎やリビング・ロフトのワークスペースなどの実例を紹介
コロナ禍によるテレワークが浸透し、在宅勤務が長くなるにつれて、自宅のワークスペースをもっと快適にしたいとお考えの方も多いと思います。
特に、ここ1、2年の新築住宅では、テレワークに対応した間取りを取り入れるケースがとても増えています。
今回は、アンケート調査による実際のテレワーカーの不満点を元に、これから家を建てる方におすすめしたいテレワークに対応した間取り例と、テレワークが快適になる環境づくりのポイントをご紹介します。
Contents
現在のテレワーク事情は?継続意向や不満のアンケートを紹介
民間企業による、2022年7月のテレワーク実施率調査では、埼玉県のテレワーク実施率は30.0%(正社員)という結果でした。
現在テレワークしている人の、テレワーク継続意向は80.9%と、2020年4月の調査開始以降最も高くなったことも分かりました。
(出典)パーソル総合研究所 「第七回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する調査」
また、2019年に不動産関連の総合研究所が発表した、都内のオフィスワーカーの働き方に関する調査では、
在宅勤務のメリットとして
- 移動時間・通勤時間の削減(81.5%)
- 集中して仕事ができる(41.2%)
- ストレス軽減(38.0%)
- 肉体的な負担軽減(健康増進、疲労軽減)(32.9%)
- 家族との時間が増える(30.6%)
※複数回答/上位抜粋
このようなメリットをあげる人が多い一方で、次のような不満点を感じている人も多いことがわかりました。
- 仕事のオン・オフが切り替えづらい(49.6%)
- 仕事に適したデスクやチェアがない(49.6%)
- 自室や書斎がない(39.1%)
- 集中しづらい(31.6%)
- 狭い(22.6%)
- 家族の邪魔が入る(21.1%)
- 家族や周囲の目が気になる(11.3%)
※複数回答/一部抜粋
(出典)ザイマックス不動産総合研究所「首都圏オフィスワーカー調査 2019」
また、リクルート住まいカンパニーが2020年4月に実施した「コロナ禍を受けたテレワークの実態調査」では、テレワークの不満として、
- オンオフの切り替えがしづらい(35%)
- 仕事専用スペースがない(33%)
- 仕事用のデスク/椅子がない(27%)
- 仕事の資料、PCなどの置き場、収納スペースがない(20%)
- 1人で集中するスペースがない(15%)
- 遮音性が低い(13%)
- TV会議可能な環境(部屋・スペース)がない(9%)
- 子どもを見つつ仕事可能な環境(部屋・スペース)がない(8%)
※複数回答/一部抜粋
などの不満点を持っていることがわかりました。
(出典)リクルート住まいカンパニー「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査
現在、テレワーク中で、今後も続けていきたい方は、テレワークを続けていくために快適な環境が整った間取りを意識すると暮らしやすい家になるでしょう。
テレワークしやすい新築間取りの例
①書斎を作る
最もテレワークに集中しやすい間取りは、専用の書斎のような個室を作ることです。2~3畳程度のミニ書斎から、6畳程度の本格的な書斎まで様々なバリエーションがあります。
仕事部屋と普段の生活場所をきっちり分けることで自然にオンオフの切り替えができます。
また、仕切られた部屋は遮音性が高く、他の家族の生活音も聞こえにくいのでより集中しやすくなります。
専用部屋を作る方法は、先ほど紹介したアンケートのテレワークの不満のほとんどをカバーできます。
<関連コラム>個室の書斎は、2畳程度からも作ることができます。狭い書斎でも快適にするための間取りのコツをご紹介します。
②寝室兼書斎を作る
最近の寝室はベッドを置くのみで最低限の広さ(4.5畳~6畳程度)にする間取りが流行していますが、ワークスペースの必要性から、寝室は8~10畳程度の広めにして、寝室に書斎コーナーを作る間取りも人気が高まっています。
寝室のワークスペースは専用の書斎と同じく個室なので集中しやすいのがメリットです。
夫婦でテレワークする場合も、一人は寝室、一人は書斎やリビングなど、ワークスペース同士の距離を離すことでお互いに快適にテレワークができます。
③リビング内にワークスペースを作る
書斎を1部屋作るとスペースが足りない、他の場所が狭くなってしまうという場合は、リビングにワークスペースを作る間取りがおすすめです。
ダイニングの後ろなどに、LDKと仕切らずにオープンなワークスペースを作ると、家族を見守りながら、明るい環境でテレワークができます。
また、より個室に近くするなら、LDKと隣接した場所に半個室のようなワークスペースを作る方法があります。
④吹き抜け・ロフトにワークスペースを作る
スキップフロアやロフトのワークスペースは、吹き抜けを通じて他の場所とつながっているため、開放感があります。
リビングや個室から適度に距離があるので集中しやすいのに加えて、家族の様子も比較的分かりやすく、コミュニケーションが取りやすいメリットがあります。
⑤収納や家事の動線上にワークスペースを作る
パントリーやウォークインクローゼットなど、広めの収納内にカウンターを作ってテレワークができるようにする間取り方法もあります。
お子さまを見守りながら、または家事をしながらスキマ時間でテレワークするライフスタイルなら、ランドリールームや家事室、キッチン脇など家事の動線上にカウンターを作るのもおすすめ。
ポイントは、お子さまの様子が見やすく、音が聞こえやすい場所にカウンターを作っておくことです。
間取りの壁やドアの配置を3Dでシミュレーションして、ワークスペースからお子さまがいる場所は見えるか、デスクから声や物音はどれくらい聞こえそうかなどを考えて配置や仕切りの方法を決めると失敗しません。
テレワークが快適になる環境づくりの工夫
デスクと椅子のサイズにこだわる
テレワークの基本となるデスクは、使いやすい幅、奥行き、高さをしっかり検討してから設置しましょう。サイズが合わないと集中しにくく、身体を痛めてしまう原因にもなります。
オフィス用やテレワーク用のデスクは高さ70〜72cm、奥行き60〜70cmのものが主流です。椅子に座ってデスクに上腕を垂直に降ろしたとき、肘がちょうど90度になるくらいが適切な高さの目安です。デスクの幅と奥行きは、デスクで使うモノに合わせて、作業がしやすいものを選びましょう。
また、椅子の座面の高さは、床から36〜45cm程度が望ましいと言われています。身長に合わせて、椅子に深く座った時に足の裏全体が床につく高さを目安にしましょう。足の裏を床に付けたとき、膝が座面よりも少し高くなっている状態がベストです。
(一社)日本オフィス家具協会が、椅子の選び方について目安を示しているので紹介します。
~正しい姿勢チェックリスト~
- 座面の奥まで深く腰掛ける。
- 骨盤上部をしっかり背もたれにつける。
- 踵は床につける。
- 太腿の上部を水平にして、ひざ下は床と直角に。
- 座面の高さの目安は身長×1/4
- デスク高さの目安は=座面高+差尺(身長×1/6)
(※差尺:デスク高さ-座面高さ)
採光や換気をしやすい窓の配置
窓の少ない部屋で仕事をしていると、閉塞感や息苦しさを感じる人もいるかもしれません。これまでのオフィスワークで日中は自然光を採り入れていたなら、自宅でも日中は自然光が入る環境の方が快適に仕事がしやすいでしょう。
また、窓があれば定期的に換気ができるのでリフレッシュもしやすくなります。
・目隠しを活用する
リビング内など、個室以外のワークスペースは、パーテーションやカーテン・ブラインドなどの目隠しを必要に応じて設置すると、集中しやすくなります。
収納スペースを多めに作る
ワークスペースの収納が少ないと、デスク上がモノで溢れて作業スペースが狭くなってしまいます。
ワークスペースの間取りを考えるときは、資料や文具、PC周辺機器を置くスペースが十分にあるかをしっかりシミュレーションして、収納棚の種類やサイズ、大きさを考慮した広さになるようにしましょう。
コードがすっきり納まるコンセント計画
自宅でテレワークをした時、PCやプリンタ、ライト、スマホの充電器などのコードが足元にたくさんあって、移動の邪魔になったという経験がある人も多いのではないでしょうか。
新築でテレワークスペースを計画するなら、使いやすい位置にコンセントを設置するのを忘れないようにしましょう。電源タップや延長コードを使うなら、コードが邪魔にならない位置、高さを考えて場所を選びましょう。
デスクを造作するなら、コードを通す穴を作っておくと、見た目もスッキリして使いやすくなりますよ。
照明は用途に応じて選ぶ
照明環境は、疲れやすさやパフォーマンスに大きく影響します。ワークスペースには、天井照明の他に、デスクライトや、PCのキーボードや手元を照らすモニターライトなど、テレワーク用の照明を用意しましょう。LEDのデスクライトなら300~400ルーメンがテレワークに適切な明るさの目安になります。
また、Zoomなどのビデオ会議では、ライトや窓などの光源が自分の真後ろにあると逆光で暗くなってしまいます。会議用のライトは、自分の正面や斜め前45度に置くのが最適です。また、デスクの正面に窓があれば、窓からの自然光を使えるので便利です。
ビデオ会議を頻繁に行う人は、デスクと窓の位置関係も、間取り計画時に考えておくと良いですね。
新築でワークスペース・書斎のある間取り実例
3LDK+テレワークもできる小屋をプラスした平屋
3LDKの平屋をベースに、ウッドデッキテラスの一角に小屋を設けた間取り事例です。
小屋は完全に独立した空間のため、リモートワークに最適な環境です。仕事部屋としてだけでなく、趣味を楽しむ空間にもぴったりです。
こちらのプランは下記のページから詳しくご覧いただけます。
<関連ページ>
リビング直結で家事と両立しやすいテレワークスペース
ダイニングの後ろに、テレワーク用のスペースを作った間取り例です。リビング、キッチンからの動線も短いので、家事をしながらテレワークを両立したい人にぴったりの間取りです。
延べ床面積36坪・4LDKの間取り事例
こちらのプランは下記のページから詳しくご覧いただけます。
<関連ページ>
吹き抜け+窓からの光で快適な書斎コーナー
2階の吹き抜けホール部分を書斎コーナーにした間取り事例です。開放感あふれるワークスペースは快適で仕事もはかどりそうです。壁で完全に仕切られていないので、1階の家族ともすぐにコミュニケーションできるのも良いですね。
延べ床面積31.5坪・4LDKの間取り事例
こちらのプランは下記のページから詳しくご覧いただけます。
<関連ページ>
まとめ
今回は、新築でテレワークしやすい家づくりのための間取りのポイントについて解説しました。
個室の仕事部屋(書斎)はもちろんですが、リビングや吹き抜け、ロフトなどを活用することで、限られた面積でも快適にテレワークできる間取りを作ることができます。
現在、夫婦でテレワークしているという方も、家の中に複数のテレワークスペースを作る際の参考にして頂ければと思います。
埼玉の工務店・テクノホームの願い
テクノホームは、「真面目で誠実な地域No.1の工務店」を目指し、
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を念頭に、お客さまの理想の家づくりを全力でサポートします。
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ご家族に寄り添って家づくりを進めます。
そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。
テクノホームは、埼玉県幸手市にありますが、埼玉県だけではなく、茨城県の古河市・坂東市・五霞町・境町、千葉県の野田市からのご依頼もお受けいたします。
テクノホームの施工エリア | |
埼玉県 | 幸手市・加須市・久喜市・白岡市・宮代町・杉戸町・蓮田市・羽生市・鴻巣市・桶川市・北本市・さいたま市全域・春日部市・越谷市・松伏町・吉川市・三郷市 |
茨城県 | 古河市・坂東市・五霞町・境町 |
千葉県 | 野田市 |
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