書斎に充てる面積の考え方
一般的に書斎は4畳半から6畳と考えられていますが、そのような書斎を求めれば、実現できないケースは数多くあります。リビングや子供部屋の面積を圧迫せず、書斎を作るための書斎の面積について。具体的に考えていきましょう。
書斎は一畳から作れる
実は、PCでの作業をするだけなら、一畳の書斎でも、スムーズに作業ができます。狭くても、子どもが走り回ったり、ゲームをしていたりするリビングより、ずっと集中して仕事ができます。
一畳のサイズは畳1枚分、およそ182cm×91センチです。新築時であれば、短編の幅いっぱい×60cmの造作デスクと、壁面収納を設ければ、書斎が完成します。椅子を引く為のスペースも残り、デスク上にはPCが置けます。作業の内容によっては、デスクのサイズが足りない場合には、L字型にすることで、デスクの面積を広げられます。
新築時の強みは、部屋の広さや形状に合わせて、デッドスペースを生まないデスクや棚を造作できることです。狭くても、造作家具を上手に活用することで、一畳でも、スムーズに仕事ができる書斎が生まれます。
二畳なら幅の広いデスクが置ける
ノートパソコンを使うだけなら、幅60センチ、奥行き40センチ程度のデスクでも、快適に作業ができます。しかし、デスクトップパソコンを置く、モニターを2台並べるとなると、もっと広いデスクが必要です。デスクトップPC1台に対して、幅60センチ、奥行き50センチ程度の面積は確保したいので、デスクのサイズは幅95センチ以上、2台置く場合には、120センチ以上が理想的です。大型モニターを使う場合は、もっと幅が必要になるので、新居で使う予定のモニターのサイズに合わせてデスクのサイズを決めましょう。
畳を縦に並べたような正方形に近い書斎であれば、間口いっぱいにデスクを設ける、畳を横に並べたような横長の書斎であれば、PCの数に合わせてデスクを広げ、両脇、または片側の横に収納を設けられます。2畳の場合、横長にしても、椅子を引くスペースは確保できます。
1~2畳でも快適な書斎にするポイント
仕事の内容、家族の暮らし方、子どもの年齢などによって、最適な書斎のスタイルが変わってきます。また、書斎の造り方によって、書斎の使い勝手は変わってきます。暮らしにあった書斎のスタイル+使い勝手の良さが考えられた書斎が、快適に使える書斎です。では、快適な書斎にする為にはどのようなことに配慮する必要があるでしょうか?
書斎のスタイル
書斎には、オープンスタイルとクローズスタイルがあります。オープンスタイルは、リビングの一角に間仕切壁やパーテーションで区切る、階段下や廊下を利用するといった造り方の書斎です。
まだ子供が幼く、子どもの見守りをしながら仕事をしたい、子どもは就学しているが、帰宅外出の度に声をかけたいという場合に向いています。また、在宅ワークをする時間帯には、家族は全員外出しているというような生活の時間帯であれば、リビングの一角に書斎コーナーを造っても、良いのではないでしょうか?
クローズタイプは、ドアのある独立した部屋としての書斎です。集中して作業をする、自分の時間を持つなど、本来の書斎の目的に叶ったタイプです。
書斎の位置
「仕事上の来客が多く、リビングに通さず、書斎で応対したい」という場合には、玄関の近くに書斎を配置する、「子供がまだ小さく、リビングで過ごすことが多いのでリビングが騒がしい」という場合には、寝室の奥に配置するなど、新しい家での家族の暮らし方、生活の時間帯を十分に想定して、書斎の位置を含め、家全体の間取りプランを進めていくことが大切です。
使い勝手の良さが考えられた書斎
2畳の書斎でスムーズに仕事を進める為には、すっきりと片付きやすい状態にしておくことが大切です。その為には、コンセントの位置と、収納の造り方に工夫が必要です。
コンセントの位置と数
パソコン、ルーター、デスクライト、スピーカー、充電器、掃除機など、書斎での作業に使う電気製品をリストアップし、使う位置に合わせてコンセントを設けます。電源、テレビ、ネットワーク、電話をまとめたマルチメデイアコンセントは、リビングでも活躍しますが、書斎にも向いています。
具体的に何をどこに置くのかを想定してコンセントの位置を決めることが大切です。最適な位置にコンセントがあれば、コードが短くても届くので、コードがゴチャゴチャになるのを防ぎます。また、コンセントの数が足りなくなると、タコ足配線をすることになってしまい、火災のリスクが生まれます。コードがゴチャゴチャするので、掃除がしにくくなり埃もたまってしまいます。
デスクチェア
長時間仕事をする場合、簡易的な椅子で作業をすると、体に負担がかかってしまいます。簡易的な椅子の方が、スペースを倹約できますが、長時間の作業には向きません。2帖あれば、背もたれのついた長時間作業用のイスでも、椅子を引くスペースを確保できるので、スペースの心配はありません。
椅子でもう一つ気を付けたいことは、椅子の移動するときの音です。2階に書斎を設ける場合、キャスターの建てる音が、下の階にいる家族を煩わせてしまうことがあります。吸音性のある床材を選ぶ、書斎の床もフローリングにしたいという場合には、吸音性のある椅子用のマットを使うなどの方法で、椅子を引く音を解決できます。
窓
北向きの窓を設けられる位置に、書斎を配置する間取りにできると、窓的な観点から考えると、理想の書斎にできます。北からの陽射しは、直射せず、柔らかな安定した光を室内に届けてくれます。眩しくて作業の邪魔になるという心配がありません。また、北向きの窓からは、庭の景観が他の向きからの窓に比べて明るく、美しく見えるという良さがあり、仕事で疲れた目が癒されます。
収納
収納するCDや本のサイズに合わせた浅い壁面収納、デスク下の部分の収納など、デスクと合わせて、収納も造作しておくと、置き家具よりピッタリすっきり納まります。書斎で使う物のサイズ、量、座ったまま手が届く位置などを具体的に想定して、造作収納を設けましょう。
好みの書斎が持てるスキップフロアの家とロフトハウスの家
BinOは、スキップフロア構造の家です。スキップフロア構造の家は、2階建ての家の中に、複数の階層を作る設計の家です。複数の階層を作ることによって、一般的な2階建ての家に比べて、随所にプラスαの空間が生み出されます。
FREEQ HOMESのLOAFERはロフトハウスです。平屋にロフトを加えることによって、プラスαの空間が生み出されます。
どちらもそのプラスαの空間中から、オープンスタイルの書斎でも、クローズスタイルの書斎でも、家族の暮らし方にあった場所、書斎の目的にあった場所に、書斎を設けられます。
住みやすい家を生み出すスキップフロアや吹き抜けのある家
テクノホームが手掛けている規格住宅BinOはスキップフロアのある家、FREEQは、平屋ベースの吹き抜けのある家です。どちらも、自然のエネルギーを活かし、快適な環境を調える住みやすい家です。そして、大きな窓からの景観を楽しめることも、大きな魅力です。
スキップフロアの家 BinO
スキップフロアの家BinOには、ライフスタイルに合わせて、リビングの位置が異なる3つのシリーズが用意されています。
吹抜けがのある家 FREEQ
平屋ベースのFREEQには、平屋、ロフトハウス、2階建てのシリーズがあります。
住みやすい家を建てたい…と思っていても、家づくりに必要なことを、すべて家族で決めていくのは大変です。BinOも、FREEQも、自然素材をふんだんに使った住みやすい家です。規格住宅なので、基本的なプランが用意されています。その中から、家族構成、家族の暮らし方、家族の価値観にあった家を選んで、家づくりをはじめられます。
ぜひモデルハウスの見学においでください。
テクノホームの願い
■ 子や孫の代まで住み続けられる高品質な家
■ 健康な暮らしを作るきれいな空気の家
■ 家族がストレスを感じない間取り
■ 住宅ローンに圧迫されない価格の家
家を建てたご家族が、テクノホームの家で、いつまでも幸せに暮らしてくださることが、私たちの願いです。
ご家族に寄り添って家づくりを進めます。
そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。