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コラム

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家づくり

2020/03/05

注文住宅の家づくりで大切なこと 子育て世代からリタイア後のご夫婦まで

注文住宅,間取り,家づくり,家族,動線「家を建てよう!」と決心してから家が完成するまでには、土地探しから住宅ローンの手続き、家づくりプランの作成など、しなくてはならないことがたくさんあります。その中でも、家づくりプラン作成は、新居での生活を大きく左右します。

家族の暮らし方にあった家、家族全員が居心地よく暮らせる家にするために必要な「間取り」について考えていきましょう。

家族の暮らし方に合わせる間取りの作り方

間取りを考える際に、基になるのは家族です。家族構成、家族の暮らし方に最適な間取りにしなくてはなりません。家族構成や、暮らし方によって、暮らしやすい間取りは変わってくるからです。

「家族は常にリビングで過ごしている・夕食は家族揃って頂く・通勤通学に出かける時間や帰宅の時間帯には、それほどずれがない」というような子育て中の家族と、「家族はそれぞれの居室で過ごすことが多い・食事の時間も、通勤通学に出かける時間、帰宅時間もばらばらである」という大人が多い家族では、必要な部屋数も間取りも変わってきます。

家族が集うリビング中心の間取り

子育て中の家族、子供はもう成人しているが、家族で過ごす時間の多い家庭には、リビング中心の間取りが好まれます。

「家族それぞれが、リビングでしたいことをしながら、家にいる時間を過ごす」という暮らし方にあっているからでしょう。子育て中には、家事をしながらでも、常に子供にお母さんの目が届きます。子供にとっても、お母さんのいる空間で、宿題をしたり、本を読んだりして過ごせます。

ただし、リビング中心の間取りにする場合、注意しなくてはならない点がいくつかあります。

注意しなくてはならない点 1
自然に片付くリビングにする収納の位置

リビング中心の間取りは、散らかりやすい間取りでもあります。子供が遊んだおもちゃ、帰宅した家族の上着や荷物などが、散乱してしまいやすいからです。このような状況を回避し、常に自然に片付いている部屋にするためには、収納の作り方が重要です。

帰宅動線を考える

注文住宅,間取り,家づくり,家族,動線リビング中心の間取りでは、帰宅した家族は、自分の部屋に荷物やコートを置きにいかず、直接リビングに入ってきます。その結果、リビングに物が溢れてしまいます。玄関やリビング、または玄関とリビングの中間に収納スペースがあれば、帰宅した家族が、コートや荷物をしまってから、リビングに入ってこられます。

注意しなくてはならない点 2
来客時に備えるキッチンの作り方

リビング中心の間取りの場合、多くはリビングとダイニングとキッチンが繋がっています。このような間取りは、急な来客時に、慌ててしまうことがあります。独立型のキッチンであれば起こらない問題ですが、LDKの場合には、リビングからの来客の視界に、キッチンが入ってしまいます。来客時にも慌てないLDKにするためには、間取りの工夫が必要です。

キッチンの配置を工夫する

注文住宅,間取り,家づくり,家族,動線キッチンとリビングを直線上に並べず、直角に配置すると、リビングからの視線が、キッチンの生活感の出る場所に届きません。

キッチンのレイアウトを工夫する

アイランドキッチンや、おしゃれな壁面収納で、あえて見せるキッチンにする方法、対面キッチンの前面に腰壁をつけて手元が見えないようにする方法など、キッチンのレイアウトで工夫します。

スケルトン階段や引き戸を採り入れる

リビングとダイニングキッチンの間を、緩く区切る方法です。スケルトン階段なら、光や風を遮らず、視線だけを遮ることができます。

また、リビングとダイニングキッチンの間に、引き戸を設ける方法もあります。普段は引き戸を開放して、広い空間にしておき、来客時には引き戸を閉めて、リビングを客間として使えます。

注意しなくてはならない点 3
来客時の家族の動線を考える

来客が多い家族で、リビングを客間として使う場合、来客が家族全員でおもてなしする来客であれば問題ありません。しかし、家族の誰かだけの来客だった場合、リビング中心の間取りでは、家族が玄関やトイレに行きにくい状況になることがあります。

リビング中心の間取りにする場合には、来客時の家族の動線についても、考慮しておく必要があります。

注意しなくてはならない点 4
洗面所とトイレの数

家族の時間帯がほぼ重なっている家族の場合、朝は洗面所とトイレ、夜は浴室が混みあいます。子供が小さいうちは、それほど大きな問題ではありませんが、年頃になるにつれ、ストレスが発生する恐れがあります。

2階にもトイレと洗面所を作る

注文住宅,間取り,家づくり,家族,動線朝のトイレと洗面所の混雑は、2か所に分散することで回避できます。

洗面所と脱衣室は独立させる

浴室と脱衣室は繋がってなくてはなりませんが、洗面所も繋がっている間取りの場合、家族の誰かが入浴していると、洗面所を使えないことがあります。その反対もあります。

また、子供が年頃になると、入浴中に家族が洗面所に入ってくることを嫌がることもあります。床面積の関係上、洗面所と脱衣室を別に作れない場合には、2階や、玄関の近くに、サブ洗面所を作るという方法もあります。

それぞれの居室を充実させる間取り

家にいる時間は、それぞれの居室で過ごすことの多い家族の場合、居心地よく過ごせる居室が必要です。リビングで過ごす時間がほとんどないのであれば、その分の床面積を、それぞれの居室に充てられます。

家族の時間帯がずれていれば、洗面所やトイレの数も一つで十分なので、その分の床面積も、それぞれの居室に充てられます。それぞれの家族の好みに応じた居室を作り、プライバシーを守れる間取りにすることが大切です。

注意しなくてはならない点 1
お互いの睡眠を妨害しない間取り

注文住宅,間取り,家づくり,家族,動線生活の時間帯がずれている家族で、大切なことは、お互いの睡眠時間を妨害しないということです。遅く帰宅する家族が、早く就寝する家族の睡眠を妨げない、朝早い家族が、遅く帰宅した家族の睡眠を妨げないというような間取りにしなくてはなりません。

2階建ての場合は、水廻りと寝室を縦に並べないことに留意します。平屋の場合は、2階建てより家の中の空間が繋がっているので、それぞれの居室を離して配置するべきでしょう。

注意しなくてはならない点 2
音と匂いを広げない

リビング階段や、吹き抜けは、音やニオイが、家中に拡がるので、家族の時間帯がずれている家族で、一般的な建坪の家であれば、避けた方が良いでしょう。

家族が一緒にリビングで過ごしているのであれば、調理の匂いや、テレビの音は気になりません。しかし、集中が必要な作業をしている家族や、睡眠中の家族にとって、音や匂いはありがたいものではありません。

成功させる間取りには家族に合った居住面積の確保も大切

暮らしやすい間取りの基本は、家族の生活動線にあっている間取りと収納です。家族の暮らし方によって、動線は変わりますので、具体的に家族の行動を思い起こして、間取りプランを進めていくことが大切です。

同時に、敷地面積の範囲の中で、家族に合った居住面積を確保し、暮らしやすい間取りにしなくてはなりません。

居住面積について

その家に住む家族の人数によって、必要な居住面積が変わってきます。まず初めに、国土交通省が示している居住面積を確認しておきましょう。

一般型誘導居住面積水準では、2人以上の世帯は、25㎡×家族の人数+25㎡とされています。一般型誘導居住面積水準とは、「都市の郊外及び都市部以外の一般地域における戸建住宅居住を想定した誘導居住面積水準」です。

誘導居住面積水準とは、「世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準」です。

2つを併せると、「マンションなどの共同住宅ではなく、戸建ての家を対象とした豊かな暮らしを実現するための理想の居住面積」ということです。

子供を作る予定がないご夫婦や、子育てを終わったご夫婦であれば、75㎡の居住面積が必要です。ご夫婦と子供2人の家族であれば、125㎡必要です。この計算式には、就学前の子供がいる場合、0.75人として算定するとされています。しかし、賃貸住宅と違い、戸建て住宅は、長く住む場所ですから、今回は大人として計算してあります。子供が2人以上の場合には、子供の数に応じて、25㎡ずつ、必要な居住面積が増えていきます。

二世帯住宅の場合には、ご両親とご夫婦と子供になるので、必要な居住面積が、さらに増えます。敷地の広さによっては、この水準を満たせない場合もあるかもしれませんが、その中で暮らしやすい間取りプランを作っていかなくてはなりません。

生活の時間帯がほぼ同じ家族であれば、帰宅動線と衛生動線、生活の時間帯がずれている家族であれば、家族の居室と水廻りの位置関係に留意した間取りを作ります。

どちらの場合も、廊下や収納を見直すことで、居室の広さを確保することができます。収納も、数多く作る、広く作るという方法ではなく、動線にあった場所にある、しまいたい物のサイズにあっているという活きた収納を、家族の暮らし方に合わせて、必要最小限に設置することが、無駄な床面積を使わずに済む効率的な作り方です。

テクノホームは土地探しのお手伝いもします!

「この土地は、自分たち家族が暮らしやすい家を建てられるだけの面積なのだろうか?」

「予算的には適当だが、居住面積が確保できるかどうか不安がある」

土地選びの際に確認しなくてはならないことは、周辺の環境や、交通の利便性だけではありません。家族の暮らしやすい間取りにできる家を、建てられるだけの敷地面積も大切な要素です。

かといって、無理に広い土地を購入する必要はありません。間取りの工夫で、同じ敷地面積であっても、より居住面積を多く確保できる家も建てられるからです。

初めて家を建てようと考えている方のほとんどは、土地の購入に慣れてはいないはずです。土地を探しながら、家づくりを進めるのは、とても難しいことです。敷地の周囲の環境は、何度も足を運べばわかりますが、地盤の質などは、わかりません。

土地は、駅からの距離や、周辺の環境以外に、地盤の質、敷地の形状、道路との位置関係によって、土地の価格が変わります。加えて、適切な家の建て方も異なります。自分たちの理想の家を建てられる土地を見つけ出すのは、大変な労力です。

テクノホームは、土地探しから家づくりのお手伝いをいたします。そして、土地の形状、道路との位置関係を考え併せた上で、最適な家づくりプランをご提案します。

 

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ご家族に寄り添って家づくりを進めます。

そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。

テクノホームは、埼玉県幸手市にありますが、埼玉県だけではなく、茨城県の古河市・坂東市・五霞町・境町、千葉県の野田市からのご依頼もお受けいたします。

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