日本人は、昔から、木造住宅に親しんできました。無垢材の持つ性質が、日本の風土気候に調和していたからです。生活スタイルの変化とともに、住宅の在り方も変わってきましたが、無垢材の良さは、変わりません。
ビニールや合成繊維を原料とするクロスや、集成材のフローリングなど、安価で防汚、抗菌などの機能がある壁紙や、床材の人気が高まった時期もありましたが、今でも多くの人にとって、無垢材の内装は魅力的です。
壁や床に無垢材を使った部屋にはどのような良さがあるのでしょうか?
視覚的な魅力
無垢材を使った内装は、自然のままの色合いと風合いを持っています。その為、様々なテイストのインテリアに調和します。
無垢材のフローリングと無垢材の壁という選択肢もありますが、無垢材のフローリングと組み合わせる壁材のタイプで、インテリアの可能性は無限に広がります。
無垢材の天井、フローリングと白い壁の組み合わせでも、こんなに雰囲気が変わります。
無垢材が室内環境に与える影響
無垢材の持つ性質が、室内環境を調える働きをし、居心地の良い室内を作る手助けをします。
室内の湿度を調える性質
無垢材には、空気中の水分を調整する性質があります。空気中に水分が増え、湿度が高まると水分を吸収し、空気中の水分が減り、空気が乾燥すると、蓄えていた水分を放出する調湿性と言われる性質です。
無垢材の表面には、目に見えない無数の穴があり、その穴から、水分を吸収したり放出したりするからです。この無数の穴は、無垢材が、大地に根を張って生きていた頃、根から吸収した水分や栄養分を、幹や葉に、運んでいた道管の名残です。木は無垢材になってからも呼吸し続けていると言われる所以です。
空気中の水分が、最適な湿度に調整されているという状況は、その家に住む家族の健康に、大きな影響があります。
梅雨から夏にかけては、空気中の水分が増え、湿度が高まります。その結果、カビが発生してしまうことがあります。カビが発生すると、カビの胞子が空気中に舞い散るので、アレルギー発症のリスクが高まります。さらに、カビを栄養源とするダニが発生します。そうなってしまうと、ダニのフンや死骸も空気中に舞い散るので、ますますアレルギーのリスクが高まってしまいます。
反対に、冬になると、空気中の水分が少なくなり、室内の空気が乾燥します。空気が乾燥すると、髪、肌、喉や鼻の粘膜も乾燥します。その結果、髪がばさばさになる、肌が荒れる、喉や鼻に炎症が起こるといった状態になってしまいがちです。さらに、空気が乾燥することによって、活性化するウィルスが、空気中に漂い始めることもあります。
最適な湿度に調えられている室内では、これらのリスクを抑えることができます。
空気中に有害な化学物質が揮発しない
壁や床に使われる建材の中には、空気中に有害な化学物質を揮発させる建材があります。もし、空気中に有害な化学物質が漂っていたとすれば、アレルギー発症の原因になってしまいます。
このアレルギーとは、数年前まで、大きな問題になっていたシックハウス症候群です。最近では、建材に使われる製品の品質が、厳しく制限されているので、以前ほどひどい建材はなくなりましたが、100パーセントではありません。
無垢材には、そのような心配がありません。安心な建材です。
気持ち良い触感
夏に裸足で歩くと、床材によっては、足の裏がべたべたしますが、無垢材の床は、サラッとした感触です。
冬に、裸足で歩いたり、壁に手を触れたりすると、ヒヤッとしますが、無垢材の床や壁からは、温もりが感じられます。もちろん、暖かいという訳ではありませんが、無垢材の持つ熱を蓄えるという性質によって、表面の温度が極端に冷えることがありません。
反対に、夏には、直射日光を浴びても、触れないほど表面が熱くなりません。その為、無垢材のウッドデッキは、夏の午後でも、裸足で歩けます。
衝撃を緩和する
無垢材には、弾力性があります。その為、日常生活でかかる足腰への負担が抑えられます。まだよちよち歩きの子供が転んでも、深刻な事故にはつながりにくくなります。濡れて滑るという心配もありません。
高齢者にとっても、無垢材の床は、足腰に優しい床です。剣道場やバレエスタジオの床を無垢材にする理由は、運動による関節への負担を抑える為です。
そしてこの衝撃を緩和する性質は、衝撃音も吸収します。硬い物を床に落とした時、硬い床には大きな音が響きますが、無垢材の床の場合、鈍い音に変わります。
経年劣化しない
内装建材のほとんどは、紫外線によって、徐々に退色していき、張替えを余儀なくされる時期がやってきます。しかし、無垢材には、紫外線による経年劣化が起きません。
もちろん、紫外線を浴びることによって、徐々に色は変化していきます。もともと濃い色の樹種は明るい色合いに、もともと明るい色合いの樹種は、深い色に変化していきます。その変化は、味わい深い変化であり、木の風合いをより良くする変化です。したがって、無垢材の内装には、張替えをする必要がありません。
いつまでも使い続けられます。また、元も色に戻したくなった時には、表面を削れば、元の色にも戻せます。
漆喰の壁と相性が良い
石灰に藁やすさを混ぜ、海藻から採れた糊を混ぜてできる漆喰は、昔から日本の住宅に使われてきた塗り壁です。ところが、漆喰の壁には、熟練した左官屋さんの技術が必要であるため、徐々に漆喰の壁は減り、クロスが主流となっていました。
しかし、近年、漆喰の壁の良さが見直されてきています。なぜなら漆喰の壁には、無垢材と同じような室内環境を良くする性質があるからです。空気中の水分を調整する調湿性、石灰の持つ殺菌、防カビ作用があり、無垢材と同じように、火災時に有毒ガスを発生させません。
その為、漆喰と塗り壁と、無垢材が組み合わされた内装は、無垢材の持つ良い効果を打ち消すことなく、相乗効果が期待できます。
色はホワイト系なので、視覚的にも、無垢材との相性が良く、どんなテイストのインテリアにも調和し、室内に良い雰囲気を作り出します。
嫌なニオイを抑える
収納スペースは、普段は閉じているので、換気が悪くなりがちです。その結果、靴をしまう玄関の収納に嫌なニオイが発生することがあります。また、半年間閉め切る季節の衣類の収納に虫が発生することもあります。
しかし、収納スペースに無垢材が使われていると、そのような現象が抑えられます。これは、木が森で生きていた頃に、空気中の雑菌や虫から、体を守るために空気中に発散していた揮発性物質によるものです。無垢材が発散する揮発性物質にも、抗菌、殺菌、消臭、防虫という働きがあるからです。
また、家の持つ生活臭も抑えられます。木の香りは、住んでいると、鼻が慣れてしまい、家族は徐々に感じなくなります。ただ、旅行などで数日間家を空けた後に帰宅した時には、木の香りが感じられます。
この木の香りは、どこに家にも存在する生活臭を消す働きをします。その為、家の中は常に爽やかな空気で満たされます。
寛げる空間を創り出す
無垢材の内装は、視覚的にも居心地の良さを演出しますが、身体的にも、落ち着いた気分を作り出します。これは、嫌なニオイを抑える働きをする揮発性物質が、人間に対しては、自律神経のバランスを整える働きをするからです。
緑の多い公園に行くと、さわやかな気持ちになります。旅先でログハウスに泊まり、薪ストーブの炎を見ながらくつろいでいると、癒され、充足感がわいてきます。このようなことは、自律神経のバランスが調えられることによって、起こる現象です。
家は、家族にとって最も安心できる場所であり、寛げる場所です。新しく建てる家族の家の内装に、無垢材が使われていれば、より居心地の良い家が実現します。
FREEQ HOMES、Bino、テクノホーム独自の注文住宅は、どの家も無垢材を使った居心地の良い家、空気のきれいな家です。
家づくりを検討中であれば、無垢材の家を選択肢に加えませんか?
テクノホームは土地探しのお手伝いもします!
初めて家を建てようと考えている方のほとんどは、土地の購入に慣れてはいないはずです。土地を探しながら、家づくりを進めるのは、とても難しいことです。敷地の周囲の環境は、何度も足を運べばわかりますが、地盤の質などは、わかりません。
土地は、駅からの距離や、周辺の環境以外に、地盤の質、敷地の形状、道路との位置関係によって、土地の価格が変わります。加えて、適切な家の建て方も異なります。自分たちの理想の家を建てられる土地を見つけ出すのは、大変な労力です。
テクノホームは、土地探しから家づくりのお手伝いをいたします。そして、土地の形状、道路との位置関係を考え併せた上で、家の建て方をご提案します。
COLUMN
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そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。
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