平屋ベースのちょうどいい暮らしをコンセプトとするFREEQ、スキップフロアのある暮らしをコンセプトとするBinOは、どちらも長期優良住宅に対応する住宅です。
「長期優良住宅という名称は知っているけれど、内容はよくわからない」
「長期優良住宅は一般的な住宅より、費用が嵩むと聞くけれど…。」
というように、何となく知っているけれど、詳しい内容はわからない方、または、長期優良住宅にする必要性に疑問を感じていらっしゃる方は、多いのではないでしょうか?
これから新築住宅を建てようとする際には、長期優良住宅にする、しないに関わらず、長期優良住宅に関して、理解を深めておくことが大切です。
長期優良住宅の目的
日本では、戦後、作っては壊すという住宅の作り方をしてきました。戦争で家を失った人たちに、早く大量の家を供給しなくてはならなかったからです。加えて、高度成長期には、使い捨て文化が広がり、それは家づくりにも影響を与えました。100年以上維持できるはずの家の寿命を、短くしてきたのです。
そのような家づくりは、消費者にとって莫大な浪費になってしまうと共に、環境的には大量の廃材を排出してしまいます。また、住み手を失った空き家問題も深刻です。
長期的に快適さを維持できない家は、資産価値の低い家です。快適さを維持できない家とは、住み続けるうちに、住宅性能が低下する家、故障や不具合が発生する家、ライフスタイルの変化に対応できない家です。このような家が、空き家問題の原因の一つです。
このような家づくりから、いつまでも長く快適に暮らせる家を実現する家づくりに変換していくことが、長期優良住宅の目的です。本来、日本人は、物を大切にし、丁寧な手入れをして、長く使うという文化を持っています。そして、昔の日本の家屋は、何世代にも渡って住み続ける場所でした。そのような日本の家づくりの良さを見直すことも、良質な家づくりに繋がるということなのではないでしょうか?
長期優良住宅の内容
長期優良住宅認定制度は、長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づいて、平成21 年6月に施行されました。「長年の間、快適な暮らしができるような対策が施された家」であることを認定する制度です。
認定の基準を表す等級には、住宅性能表示制度の基準が使われています。
*住宅性能表示制度 住宅には、見える部分と見えない部分があります。外観や内装は、目に見えるので、好みに合わせて選べますが、耐震性、断熱性など、目に見えない部分に関しては、判別できません。住宅性能表示制度は、その見えない部分を等級で表すことによって、消費者が住宅性能を判別できるようにするための制度です。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づいて、平成12年4月1日に施行されました。
長期優良住宅の主な認定基準
長期優良住宅には、主に4つの認定基準があります。
長期に使用するための構造及び設備を有していること
■ 劣化対策
劣化対策等級 等級3を備えていることが求められます。
劣化対策等級とは、木造住宅であれば、木材のシロアリ対策や床下・小屋裏の点検口設置、コンクリートの家であれば、鉄筋の錆び対策など、「構造躯体の種類に応じた劣化を防ぐ為の対策」の程度を表す等級です。
- 等級1 建築基準法に定められた対策が講じられている
- 等級2 2世代(50年~60年程度)まで長持ちするように対策が講じられている
- 等級3 3世代(75年~90年程度)まで長持ちするように対策が講じられている
■ 耐震性
耐震等級 耐震等級2以上、または「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に定められている免震建築物であることが求められます。
- 等級1 極めて稀に(数百年に1度程度)発生する地震による力に対して倒壊、崩壊しない程度の耐震性
- 等級2 耐震等級1の地震力の1.25倍の地震力に対して倒壊、崩壊しない程度の耐震性
- 等級3 耐震等級1の地震力の、1.5倍の地震に対して倒壊、崩壊しない程度。
■ 維持管理・更新の容易性
維持管理対策 等級2が求められます。
給排水管、給湯管及びガス管を良いコンデイションに保つための清掃や点検、修理がしやすいような対策と、間取り変更の際に必要な情報の保管状態を表す等級です。
- 等級3 配慮した措置 (専用配管) 配管がコンクリートに埋め込まれていない、点検等のための開口や掃除口が設けられている
- 等級2 基本的な措置 配管がコンクリートに埋め込まれていない、点検等のための開口や掃除口が設けられている
- 等級1 基本的な措置
■ 省エネルギー性
等級4が求められます。四季の変化に応じ、必要最小限の冷暖房で、快適な室温を保つ為の対策の程度を表す等級です。
- 等級4 平成28年に制定された基準(通称「28年基準」)に適合する程度のエネルギー削減が得られる対策を講じた住宅
- 等級3 平成4年に制定された基準(通称「4年基準」)に適合する程度のエネルギー削減を得られる対策を講じた住宅
- 等級2 昭和55 年に制定された基準(通称「55年基準」)に適合する程度のエネルギー削減を得られる対策を講じた住宅
- 等級1 その他
居住環境等への配慮を行っていること
敷地のある地区の自治体が定めた地区計画、景観計画などに合わせ、周辺の景観をより良くするような配慮が求められます。
一定面積以上の住戸面積を有していること
家族の人数に応じて、暮らしやすい居住面積が確保できる家であることが求められます。
戸建て住宅には75㎡以上、少なくとも階段部分を除いた一つの階の床面積が40 ㎡以上であることが求められます。国土交通省が、理想の居住面積水準の指針としている一般型誘導居住面積水準では、2人世帯の一般型誘導居住面積水準を75㎡以上となっています。
維持保全の期間、方法を定めていること
維持保全計画が策定されていることが求められます。
- 住宅の構造耐力上主要な部分
- 住宅の雨水の浸入を防止する部分
- 住宅に設ける給水又は排水のための設備
長期優良住宅への考え方
長期優良住宅は、断熱性、耐震性が高く、暮らしの中でのエネルギーの無駄使いが防げる住宅です。また、住宅が雨風や紫外線、日常生活から受けるダメージが抑えられ、ダメージを受けてしまったとしても、簡単にそのダメージを修復できる家です。
長い目で見ると、子育てが終わり、子供が独立していく、家を建てた夫婦は高齢になり、仕事からリタイアするといった人生の変化が起きた際には、その変化に応じて、手軽に間取りが変えられます。
人生の変化によって、住み替えを考えることもあるでしょう。そのような場合、長期優良住宅として認定されていると、有利な条件で、住み替えができます。また、ストック住宅として活用し、その家賃収入で老後の生活を安定させることもできます。
その一方、長期優良住宅にするためには、通常の住宅よりも高い性能が求められるので、建築費が嵩みます。加えて、認定手続きの為の費用と、手間もかかります。
住宅性能が高い家は、確かに快適な暮らしへと繋がります。ただ、長期優良住宅にするために、予算をオーバーしてしまえば、家を建てた後の暮らしにゆとりがなくなってしまいます。
認定の為の費用と手間を抑えるため、住宅性能を長期優良住宅と同じ程度の家にし、認定を受けないという選択肢もあります。
FREEQとBinOの強み
FREEQもBinOも規格型注文住宅です。その為、家族に合わせて調整ができるにもかかわらず、抑えた建築費で建てられる住宅です。
しかも、長期優良住宅の条件を満たす住宅性能を備えています。
FREEQの住宅性能
- 省エネ等級4
- 劣化対策等級3
- 耐震等級3の住宅性能
BinOの住宅性能
- 省エネ等級4
- 劣化対策等級3
- 耐震等級3
- 維持管理対策等級3
もちろん、無理に認定を受ける必要はありませんが、低価格で高性能な家を建てられるという強みは、大きな魅力です。
テクノホームは土地探しのお手伝いもします!
初めて家を建てようと考えている方のほとんどは、土地の購入に慣れてはいないはずです。土地を探しながら、家づくりを進めるのは、とても難しいことです。敷地の周囲の環境は、何度も足を運べばわかりますが、地盤の質などは、わかりません。
土地は、駅からの距離や、周辺の環境以外に、地盤の質、敷地の形状、道路との位置関係によって、土地の価格が変わります。加えて、適切な家の建て方も異なります。自分たちの理想の家を建てられる土地を見つけ出すのは、大変な労力です。
テクノホームは、土地探しから家づくりのお手伝いをいたします。そして、土地の形状、道路との位置関係を考え併せた上で、家の建て方をご提案します。
COLUMN
テクノホームの願い
■ 子や孫の代まで住み続けられる高品質な家
■ 健康な暮らしを作るきれいな空気の家
■ 家族がストレスを感じない間取り
■ 住宅ローンに圧迫されない価格の家
家を建てたご家族が、テクノホームの家で、いつまでも幸せに暮らしてくださることが、私たちの願いです。
ご家族に寄り添って家づくりを進めます。
そして、お引渡しの後も、末永く、建てた家を、良い状態に維持できるよう、サポートさせていただきます。
テクノホームは、埼玉県幸手市にありますが、埼玉県だけではなく、茨城県の古河市・坂東市・五霞町・境町、千葉県の野田市からのご依頼もお受けいたします。
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